クレオパトラの魔宝

© 1987 SQUARE

■物語

僕 草野大介は エジプトのアレクサンドリアで 悪夢のような事件に巻き込まれた。

考古学者の父が 財宝発掘の最中に 目印のモザイクパネルを外した時 
古代の神が封じ込めた 悪の神「カラド」と悪霊達の封印を破ってしまったのだ。

悪霊達は蘇り 父は悪霊にとりつかれ もがき苦しみ 消えてしまった…。

いったい 何が起こったのだろうか!?

僕は 父が外したパネルの下を調べてみた。

そこには 古代エジプトの象形文字でメッセージが刻まれている石版があった。

『ここに悪の神カラドと悪霊を封じ込めた。
万が一 封印を解いてしまったら この世に悪霊が復活するであろう。
悪霊にとりつかれた者は 死を待つのみ。
助かる道は ただ一つ。
”イシスの涙”を見つけ 女神イシスの化身「クレオパトラ」を蘇えらせ その力を借りるのだ』

メッセージが本当なら 一刻も早く”イシスの涙”を見つけ出してその謎を解かないと 
世界中に悪霊がはびこってしまい 父の命も危ない。

僕は 焦る気持ちを抑え 手がかりを求めてエジプトの灼熱の大地を歩き出した…。

■ソフト解説

販売額:3300円
発売元:スクウェア
発売日:1987年07月24日
ジャンル:ADV/RPG

■ゲーム紹介

アドベンチャーにRPGの要素をミックスしてあり 
基本はアドベンチャーのシステムで行動するが その途中で敵が登場する。

RPGとしては規模が小さく 戦闘は単調。
ADVとしては謎解きが少なく テキストも単純。
何とも中途半端ではあるのだが 独特の味わいが有り それなりには楽しめる。

ストーリーはタイトル通りの古代エジプト風で 
登場するアイテムや敵の名前に それらしいものがちらほら見られる。

敵として出てくる「トト」 「アヌビス」 「セベク」は 単に神の名を語るだけの悪霊と言う設定。
これを知っていると 「何で神が敵なんだ?」と考えなくてすむ。(笑)

それよりも 「カラドの使い」の正体が 悪の神「カラド」本人とはどう言う事か。
最初から「カラド」と名乗れば良いものを。