2頭目に出資決定


 さて、99年7月。夏競馬が始まり3歳のデビューの季節だ。しかし、私の馬はまだデビューしていない。そこにシルクホースクラブから来年度の募集のパンフレットが送られてきた。シルクには「会員優先出資」という制度がある。既に会員である人が新規の入会希望者よりも先に出資申し込みができる制度だ。欲しい馬を先取りできる制度である。

 というわけで、まだ持ち馬がデビューもしていない段階で応募することにした。シルク99-35である。馬を選んだ基準は1頭目と同様(ここを参照)関東入厩予定の父内国産馬であることだ。1頭目が牡だったので、今度は牝馬を選ぶことにした。牝馬だと牝馬限定レースにも出ることができるし、繁殖入りする可能性が大きく、牡馬とは別の楽しみがある。といっても引退後繁殖に上がって産駒が売れても私に金が入ってくるわけでもないが。

 1頭目はビワハヤヒデ産駒だったが、2頭目はその弟のナリタブライアン産駒。ナリタブライアンはご存じの通り三冠馬であるが、たった2世代の産駒を残しただけでこの世を去ってしまった。この馬の産駒が買えるの今年と来年しかない。非常に貴重な馬である。

 母は東海競馬の馬だが中央でも走ったことのあるジュウノメガミ。名前は聞いたことがある。1頭目の母は外国産だが、2頭目の馬は父も母も内国産であるのが嬉しい。母はダートで活躍した馬であるし、父のナリタブライアンはダートでの実績はないがその父ブライアンズタイムの産駒はダートが得意な馬が多いのでダートで活躍しそうな馬であるな。

 そして8月、シルクから「予約確認書」が届いた。無事出資できるらしい。一口5万円ほどだ。(全部で500口。)やや高めだが、結構期待できそうな馬である。父の名に恥じないように頑張って欲しい。

 それにしてもシルク97-27も早く名前が決まってデビューしてくれないかな。


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