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2009年私的年度代表馬発表!

10/1/7


 さて今年で第11回を迎えました、皆さんおマチカネなのかどうかはわかりません私的年度代表馬発表の季節がやって参りました。私的年度代表馬とは何か?それは「年間を通じて最も私の印象に残った馬」に与えられる称号である。選考基準はそれだけ。あちこちのページで「私が勝手に選ぶ年度代表馬」だとか「裏年度代表馬」とかいう名前でやられているものである)。っとここまで昨年の使い回しである。

 今年は6年ぶりに本家の年度代表馬が発表になってからじっくりと選考(笑)。

 というわけで、ここで昨年までの私的年度代表馬を振り返ってみよう。

 というわけでこれらの馬に続き競馬史に新たな1ページを(あくまで私の脳内で)刻むことになった、2009年の私の年度代表馬は、、、
















ナンテカ


 中央競馬しか観ていなかった人は、「何それ?」と思うことだろう。そう、北海道競馬所属馬で中央競馬では一度も走っていない馬である。JRAの年度代表馬には選ばれるどころか初めっから対象外な馬だ。しかし、この私的年度代表馬は別に中央馬に限定しているわけではない。香港の馬が候補に上がったことだってあるし。とにかく馬でありさえすればペルシュロンだろうがポニーだろうがトカラ馬だろうが、その資格は有するのである。まあ、競走馬以外の馬を選ぼうとする意志は選考委員(私一人)にはないし、サラブレッド以外の種が選ばれたこともないのであるが。

 私はグランド牧場の大ファンであり、特にスマートボーイが最も好きな馬なのであるが、今年(去年か?)のグランド牧場の2歳馬は特に地方では快進撃だった。北海道2歳優駿を強い勝ち方で勝ったビッグバンや鎌倉記念、平和賞と南関の重賞を連勝したスマートボーイ産駒のナンテカ、北海道2歳優駿3着で平和賞2着で全日本2歳優駿でも2着な堅実派ブンブイチドウといった北海道・角川厩舎の3頭を初めとして有力馬揃いだ。それらは馬主もグランド牧場だが、デビューから5連勝で兵庫ゴールドトロフィーと全日本2歳優駿を勝ったラブミーチャンも馬主こそドクター・コパであるものの生産はグランド牧場である。

 その粒揃いのグランド牧場産馬の中で、私的年度代表馬にふさわしいのはナンテカだ。平和賞では船橋まで観に行ってたのだが、パドックを観ていたらナンテカは尻尾を振り回していて暴れているようにも見え、逆にブンブイチドウは馬体が絞れて気合も乗っていていい感じに見えた。心情的にはスマートボーイ産駒のナンテカに勝って欲しいのだが、馬券的にはブンブイチドウでしょうがないかと思い、ブンブイチドウが頭の3連単で勝負。そうしたら私の予想とは裏腹にナンテカが逃げ切って2馬身半差の圧勝。2着はブンブイチドウだった。馬券は外したがスマートボーイ産駒が重賞を勝ってくれて嬉しい。

 そしてこの年の2歳戦のクライマックス全日本2歳優駿。この年に限って言えば中央の2歳GIよりもこのレースをよっぽど楽しみにしていたレースだ。前述のビッグバン、ナンテカ、ブンブイチドウ、ラブミーチャンが一同に会することとなったレースである。その日私は名古屋出張だったがレースに間に合うように抜け出してきて川崎まで駆けつけた。ナンテカは内田博幸騎手を鞍上に据えて臨むのだから勝負がかりであると見ていい。また、持ち馬を3頭出してくるオーナーブリーダーのグランド牧場サイドから見ても、自分のところの生産馬であり自分のところに繋養されている種牡馬スマートボーイの産駒にGIを勝たせて種牡馬としての価値を高めたいことだろう。おそらく他馬のマークをビッグバンに集めさせておいて、実のところはナンテカで勝負に来ている可能性が高い。そう思ってナンテカを頭の3連単馬券で勝負。

 しかし、ナンテカはスタート直後に大きく外によれて、こともあろうにビッグバンにぶつかってしまう。1番人気ビッグバンと我が本命ナンテカは不発に終わったレースだった。残りのグランド牧場産馬ラブミーチャンとブンブイチドウのワンツーで決まった。それはそれで嬉しいのだが、スマートボーイ産駒のナンテカに勝って欲しかったよな。勝ったのは唯一馬主がグランド牧場ではないラブミーチャン。私はどちらかというと生産者としてよりも馬主としてのグランド牧場のファンなので、馬主グランド牧場の馬で勝って欲しかった…。

 なぜ、私が馬主グランド牧場のファンなのかというと、最大の理由は粋な名前の馬が多いからである。その優れたネーミングセンスが魅力的なオーナーブリーダーグランド牧場であるが、「ナンテカ」というのはどういう意味なのだろう?登録されている馬名の意味・由来には「何てか」とだけ書かれている。聞くところによると社長の口癖らしい。粋な名前の多いグランド牧場の馬だけにもっと深い意味があると思っていたのだが、社長の口癖とはねぇ。こんな感じだったのかな?

担当「社長、この馬の馬名は何にしましょうか?」
社長「うーん、なんてか。」
担当「ナンテカですね。わかりました。それで登録しておきます。」

 ちなみにこれを思いついた元ネタは、こっ、これ

 父スマートボーイは私が最も好きな馬なのであるが、一度も私的年度代表馬には選出されておらず特別功労賞しか受賞していない。しかし、その産駒のナンテカが見事に私的年度代表馬に輝いた。父子二代にわたる悲願なのかどうかは知らないが、たぶん違うだろう(笑)。年初めにはスマートボーイが種牡馬を引退したという噂が流れていたが、実際は繋養先がグランド牧場に移動になっただけで種牡馬は続けていることが判明して安心した。そのことも選考委員(私一人)の印象に残り、昨年の私的年度代表馬と接戦の末、私的年度代表馬に輝いたのである。ぜひとも今後も種牡馬を続け、個性的な馬を輩出してもらいたい。

(追記)
 上記の原稿は『NARグランプリ2009』年度代表馬(地方競馬の年度代表馬)が決定する前に書いてアップしたのですが、アップしたその日にNAR年度代表馬が決定しました。何と、上の原稿でも取り上げたラブミーチャンです。2歳馬にして年度代表馬ですよ。今年の私的代表馬は地方の2歳馬ナンテカに決定したのだが、「本物の」地方競馬の年度代表馬も2歳馬という快挙だ!3歳馬、古馬を差しおいて2歳馬が受賞するとはスゴイことだよ。地方競馬所属馬で唯一GI(JpnI)を勝ったのがラブミーチャンだけだったし、デビュー以来無敗の5連勝だから妥当といえば妥当なのだが、2歳にして年度代表馬になってしまうのは凄いな。それと、私的年度代表馬と被らなくてよかった(笑)。

[おまけ:その他の候補馬]
◆シルククルセイダー
我が出資馬でありこの年はオープンの関越Sを勝つ。この馬を追いかけて札幌に1回、新潟に2回遠征した。関越Sは私の一口出資馬で初のオープン勝ちである。そのレースは新潟で生観戦していたのだが、一緒に見ていた一口馬主仲間が口取り権利が当たっていて見事に口取り写真に収まった。そのレースはオープンにもかかわらず、口取り申込者は2人しかいなかったそうだ。申し込んでおけばよかったよな。その次のエルムSでは口取りに当選したのだが、勝てなかったし…。ここで私的年度代表馬に選出されると3度目の受賞であるが、あまり自分の持ち馬ばかり選んでもつまらないだろうという選考委員(私一人)の意志が働き、次点とすることとなった。

◆テイエムプリキュア
レースとして印象に残ったエリザベス女王杯。馬券は当然獲れなかったがレースとしては面白いレースだった。2頭が他の馬に大差をつけて大逃げして、そのままワンツーで決まってしまったレースである。ここは勝ったクィーンスプマンテではなくテイエムプリキュアを讃えたい。こういう大逃げ馬が残ってしまうレースはほとんどの場合が突き抜けて逃げるのは1頭だけである。複数の馬が逃げた場合は互いにハナを争って潰し合いになるためバテてしまうのが、このレースではテイエムプリキュアが無理に競ることはせずに番手で折り合いをつけていたため、最後まで沈むことなくブエナビスタに先着できたのである。馬というよりは鞍上の好騎乗だったが、馬としてはプリキュアを讃えたい。春に引退の予定が現役続行となって、エリザベス女王杯で華を咲かせた。

◆ポルカマズルカ
私的GI阿寒湖特別を3歳にして制す。秋華賞に向かうのかと思ったのであるが果敢にも菊花賞に登場してきた。菊では本命にしたものの結果を出せなかったが、阿寒湖特別を勝って菊に出走してきたということを評価して年度代表馬候補に抜擢。


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