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2018年私的年度代表馬発表!

19/1/7


 さて今年で第19回を迎えました、皆さんおマチカネなのかどうかはわかりません私的年度代表馬発表の季節がやって参りました。私的年度代表馬とは何か?それは「年間を通じて最も私の印象に残った馬」に与えられる称号である。選考基準はそれだけ。あちこちのページで「私が勝手に選ぶ年度代表馬」だとか「裏年度代表馬」とかいう名前でやられているものである)。っとここまで昨年までの使い回しである。

 というわけで、ここで昨年までの私的年度代表馬を振り返ってみよう。

 というわけでこれらの馬に続き競馬史に新たな1ページを(あくまで私の脳内で)刻む事になった、2018年の私の年度代表馬は、、、





イグナシオドーロ


 昨年はいろいろとあって候補馬も多かったが、最も印象に残ったと馬として道営所属のこの馬を挙げよう。本来は北海道2歳優駿(JpnIII)を勝った馬である。しかし、記録上は2着。詳しくは拙ブログの記事「北海道2歳優駿の真の覇者はイグナシオドーロ」に書いたが、誤審のせいである。世紀の誤審。1986年にも阪神のレースで2,3着を取り違える誤審があって騒動になったようだが、今回は交流重賞でこれである。戦前とかならおそらく多かったのだろうが、写真判定が普及した時代ではありえないことだろう。確かに中継を見ている限りではわからなかったが、判定写真を見ると明らかにイグナシオドーロが勝っている。毛の色が似ているので正面から見た写真は目の錯覚で後ろの馬(イグナシオドーロ)の鼻先が前の馬(ウィンターフェル)のものに見えなくもないが、判定写真にはミラー写真(反対側から見た写真)もついており、それを見るとイグナシオドーロが勝っているのは誰の目にも明白だ。

 イグナシオドーロは馬主・生産者ともにグランド牧場で道営・角川厩舎所属の馬である。ダート競馬の雄グランド牧場に道営ではこの厩舎を買えと言われる角川厩舎の馬であり、阿部龍騎手が騎乗していた。

 そのイグナシオドーロは父がヴィットリオドーロで母父はスマートボーイという血統である。ヴィットリオドーロは母がプリエミネンスで自身もグランド牧場が馬主として走ったグランド牧場の種牡馬である。その種牡馬をグランド牧場生産で現役時代は馬主もグランド牧場だった種牡馬スマートボーイの産駒であるベラトリックス(この馬もグランド牧場が馬主で地方競馬で走った)に付けて誕生したのがイグナシオドーロである。まさにグランド牧場の血の集大成だ。グランド牧場ファンとしては応援しがいのある馬である。その馬が勝ったと思ったが、まさかの2着。これは非常に納得がいかない。

 なお、馬券は馬連勝負をしていたので誤審の有無に関係なく的中した。しかし、すっきり来ないものがある。この年は北海道で大地震という災害が発生し、道外の競馬ファンも北海道の支援のために門別競馬の馬券を買うような雰囲気があったのに、注目度の高い交流重賞でこんな凡ミスしたらいけないでしょ。

 イグナシオドーロはその後川崎で行われた全日本2歳優駿に出走し、私も川崎まで観に行って三連複の軸にしたのだが、残念ながら最下位に敗れ去った。「誤審のお陰で」北海道2歳優駿を勝ったウィンターフェルは掲示板に載ったというのに。


[おまけ:その他の候補馬]
クイーンマンボ
我が出資馬にして昨年の私的年度代表馬である。一昨年のJBCレディスクラシックで有力視されながら挫跖で回避してからは歯車が狂いだした。約半年間の休養後マリーンカップで復帰したのだが2着。続く平安Sでは牡馬相手に2着。その時点では完全復活が期待されたのだが、その後は掲示板には載るものの勝ちきれないし連にも絡めない。そうしているうちに過去1年間の勝ち鞍なしということで、狙っていたクイーン賞には選出されなかった。その後、年末のベテルギウスSも過去1年間の勝ち星がないせいで除外となり(名古屋グランプリも登録したが選出されず)、年明けのポルックスSを目指すこととなった。しかし、その調整中にまたしても前回と同じ箇所に挫跖が発生。活躍するどころか思うようにローテーションを組めず、さらには挫跖が再発することに…。
◆アーモンドアイ
本物の年度代表馬にも選ばれそうな馬である。牝馬三冠に加えてジャパンカップも世界レコードを大幅更新する驚異的なタイムで勝った。この馬はシルクの馬であるが、私がシルクに入会した頃はまだ早田牧場生産馬が中心の頃で、まもなく早田牧場が倒産して暗黒時代を迎えた。その頃を知っている身としては、シルクからこんなに強い馬が出てくるのは驚きだ。私の出資馬ではないのが残念なことであるが。この馬は募集総額3000万円と最近のシルクにしてはお手頃価格な馬である(私が入会した当初から見たら決して「安い」とはいえない値段だが)。こういう馬に出資したいものだ。
マグナレガーロ
その「シルクの高い馬」で私が出資した馬である。アーモンドアイと同世代で募集総額は4500万円。アーモンドアイの1.5倍の値段である。なかなかデビューできなかったが3月にデビューして難なく勝利。ところがその後骨折が判明して半年間休養。休養明け2戦目に2勝目をあげるがまたしても骨折。出てくれば強いのだが、脚元が弱いのかなかなか出てきてくれない。まるで元横浜ベイスターズの多村仁志だな(ホークス時代は怪我による休養は少なかったみたいなので敢えて「元横浜ベイスターズ」とだけ書かせてもらう)。
ヴィグラスファイア
もう1頭シルクの馬を入れておこう。なぜなら、この年唯一「私が口取り式に参加した」馬だからである。フェブラリーS当日の東京1レースに出走したので、朝早く競馬場に行ったら指定席の当日券がまだ売られていたので購入し、この日は指定席で観戦。この馬のレースは指定席ではなく口取り集合場所の近くで観戦した。直線では同じ枠の別の馬をヴィグラスファイアと見間違えていて、勝ったのに気づいたのは一緒に観戦していた某出資者に「勝ったでしょ」と言われた時だったな。勝ったのにちゃんと気づいて集合場所にいったので無事に口取り式に参加できた。この馬もこのレース後に1戦したあと骨折していまだ休養中。「軽度の骨折」と言っていたのになかなか復帰しないな。
◆ミックベンハー
私が最も好きな馬であるスマートボーイの産駒である。ジャパンカップ当日の東京9レースシャングリア賞で単複勝負したら見事に勝利し単勝67.9倍の高配当だった。ユニコーンS、レパードSと重賞では2桁着順に惨敗し、自己条件に戻ったらやけに人気がない。これはおいしいと思って勝負したら思わぬ高配当で的中した。なお、その日はジャパンカップこそ獲れなかったものの、京都最終の京阪杯で万馬券も的中して大幅プラスだった。
◆ナインテイルズ
↑で書いた京阪杯で軸にしたら2着に来て私の馬連万馬券に貢献した馬である。1番人気のダノンスマッシュが勝ったが馬連は万馬券。3着との差はハナ差であり、2,3着は騎手の差が着順に影響した感じだ。ありがとう岩田。
◆レッドアヴァンセ
阪神牝馬Sで2着に来て、馬連万馬券的中に貢献。この馬は2004年私的年度代表馬であるエリモピクシーの仔である。エリモピクシーは繁殖牝馬として何頭もの重賞勝ち馬を輩出しているので、この馬にも注目していた。未だ重賞は勝てていないが、重賞で私の万馬券的中には貢献。

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