毎年のように堅いレース。過去１０年を見てみるとクリスザブレイヴが不利を受けた９６年以外は毎年１番人気が連対しているし、エルウェーウィン（９２年）以外はすべて単勝１桁の馬が勝っている。そのエルウェーウィンにしても単勝１２倍だからそれほど大穴ではない。

　今年の出走馬も上位５頭ぐらいの力が抜けているように見受けられる。しかし、その中で特に抜けた馬というものがいない。どれを軸にするのかは迷うところだ。

　本命はテイエムサウスポー。逃げ・先行馬にとって有利な内枠を引いたのだから、この馬には有利だろう。しかも単勝人気は前走２着のネイティヴハートのほうがある。馬連はテイエムサウスポーのほうが売れているらしいが、単勝人気が前売り時点で５番人気（約８倍）であるので、マークがそれほどきつくならず、楽にレースを進められるだろう。実際ネイティヴハードに勝っているのだし、こちらを軸とする。

　ネイティヴハートにしても昨年のレジェンドハンターの様な逃げ一辺倒の馬ではなく、開幕週の前が止まらない馬場で行われたアイビーＳを差しきっているので、レジェンドハンターよりも期待できる。京王杯３歳Ｓ連対組を本線とし、テイエムがら上位に流そう。

　それにしても今年はテイエムの当たり年だ。先週オーシャンが勝ったし、ここでサウスポーが勝ち、中山大障害がダイオー、有馬記念がオペラオーだったら１２月のＧ１全制覇ということになる。