この原稿は前日に府中市内の自宅で書いているのであるが、府中では雪が積もっている。このレースは府中ではなく中山で行われるのだが、中山も大して事情は違わないであろうと予測される。土曜（つまりこれを書いている時点での「今日」）は京都開催が雪で途中中止になったし、全国的に大寒波に見舞われている様子だが、明日の開催は大丈夫だろうか？開催されてもダートに変更という可能性もあるし。というわけで、芝コース馬場状態「重」または「不良」という前提で予想をする。

　まず格が違うのが老兵ダイワテキサス。有馬記念では昨年の中長距離Ｇ１の連をすべて独占した２頭に0.1秒差まで詰め寄り３着。それだけでこのメンバーでは格上と呼んでいい。まして今回は２１世紀ＪＲＡ重賞初騎乗の武豊。このために帰国してきたのかも知れない。もともとマイルから２０００ｍあたりがベストの馬なので2500m→2200mの距離短縮も味方となる。

　ダイワテキサスが中心だが、残りは重馬場になることを見込んで重馬場巧者を狙う。芝の重馬場３戦３勝で、Ｇ２目黒記念も征しているゴーイングスズカ。この馬は昨年も秋のボコボコの芝の福島で大活躍する等馬場状態が悪くて時計のかかりそうな馬場がかなり得意な馬である。

　もう１頭重馬場が得意な馬でいけそうなのがアメリカンボス。馬自体は府中のほうが得意らしいが、騎手は中山巧者の江田照。馬場が悪くなれば中山でもやれる筈。

　もう１頭ダイワオーシュウも近走は不振だが、初ブリンカーということで狙ってみたい。叩き良化型の馬なのでそろそろ良化しているかも知れないし。中山２２００ｍは得意とするコースだ。