前走オープン勝ちのエイシンプレストンが人気になるだろうが、エイシンはエイシンでもエイシンビンセンスを軸にする。一昨年のこのレースの覇者であり、持ち時計も優秀で開幕週のパンパンの良馬場は得意と思われる。このメンバーでは極端な逃げ馬は不在で、前に行きそうな馬も他にノボリユキオーぐらいしか見あたらないので、すんなり先行してスピードで押し切る競馬もしやすいだろう。前走はオープン特別で５着に敗れているが、叩いた上積みが見込めるので今回はチャンスである。７歳という高齢だがリローンチ産駒は息の長い活躍をする傾向があるので悲観するほどではない。

　相手はエイシンプレストン、ロサードといった有力どころを中心に手広くいく。小倉巧者が揃っているようであるが、印を打った馬の中でエイシンプレストンだけがローカル経験無し。実力で押し切る可能性もあるが平坦・小回りに対応できるような器用さを持つかどうかが不明なので連の相手に留めておく。