少頭数のメンバー構成だが実力が拮抗しており、予想のし甲斐のあるレースである。ＧＩで１勝２着１回のヤマカツスズランが人気を集めている。ヤマカツスズランは秋華賞２着という実績はあるもののジェンドロバリー産駒の芝馬はマイル以下が適距離である場合が多い。ヤマカツスズランも芝2000mはちょっと距離が長いのではないか。しかもジェイドロバリー産駒の芝馬は早熟の傾向があり、力が衰えたとまではいかないかもしれないが成長力はそれほど見込めない。近走は牡馬混じりの重賞ばかり使われていることもあり不振である。このメンバーではどうにかなるかもしれないような気がするが、人気になり過ぎなので無印とする。牝馬は格より勢いなので、近走冴えない人気馬は危なくて買えない。

　他のメンバーは５頭ほどが実力が拮抗している。この５頭の中から騎手で選んでタイキポーラを軸にする。安藤勝己という騎手自体魅力であるが、それが宝来からの乗り替わりであるので鞍上の強化度は文句無しにナンバーワンである。かつては逃げ馬だったが、最近では差しも身に付いてきた。追うのが巧いアンカツの騎乗はかなりのプラスに出るだろう。

　相手は、ヤマカツスズランを除く有力馬４頭に流す。少頭数だが、１番人気馬を切ればそれなりの配当は付くはずである。