府中の短距離といえば藤沢和厩舎。
　そして、藤沢和厩舎は２頭出し。スティンガーとゼンノエルシドである。

　スティンガーは東京コースでは強者揃いのメンバーで数々の好走をしてきた牝馬である。前走は苦手の右回りな上に長期休養明けということで惨敗だったが、狙いはもちろん府中のこのレース。牝馬なのに58kgという斤量が気がかりだが、実力的に優位であり、ここは外せない。惨敗のあとの得意条件という馬券的にもおいしいところだし。

　そのスティンガーに２４日の調教で先着したのがゼンノエルシド。スローペース必至のこのメンバーで53kgの軽量の先行力のあるこの馬は狙い目である。まして、開催代わりで府中の長い直線に慣れていない差し馬の騎手が仕掛けどころを間違う可能性もあるので、堅実に狙えるのはこの馬である。しかも条件戦ながら府中では好走が目立つ。前走は休養明けながらタイム差無しの３着なら得意の府中で展開有利なここは狙える。本当はパドックで取捨を見極めたいところだが、所用のため見にいけないのが残念だ。もちろん馬っ気を出していたら買いである。なんかパドックで馬っ気を出した時のほうが成績がいいような気がするんだよな、この馬。気合いが乗ると馬っ気を出すタイプなのだろうか。

　以上、藤沢和丼で本命サイドは決定だが、穴を狙うとすれば良血馬マニックサンデー。惨敗続きだが、初ブリンカーということで一か八か狙ってみる。