昨年から名称変更されたオークストライアルである。クラシックのトライアルレースといえばサンデーサイレンス。本番よりも成績が良い。しかも、このレースは開幕週に行われる。開幕週のパンパンの良馬場といえばサンデーサイレンスの得意とする馬場状態である。したがってサンデーサイレンス産駒有利である。実際、４歳牝馬特別時代からサンデーサイレンス産駒の活躍が目立つ。（むしろ開幕週ではない時期に行われていた時のほうがサンデー産駒の活躍が目立つが、開幕週のほうがより一層サンデー有利だろう。）

　というわけでサンデーサイレンス産駒２頭に注目する。ブリガドーンとシーディザーブスの２頭である。この２頭が本戦である。

　２頭のサンデーの他に狙ってみたい馬が１頭。前走のミモザ賞で大穴を開けたレアパールである。ブリンカーをつけて初芝での勝利であった。ジェンドロバリー産駒だが芝でも通用することが証明され、ブリンカー効果で大化けの可能性も大である。ブリンカーをつける前は不振だったが、それでもデビュー戦であのタニノギムレットを負かしているのだから、能力は相当のものを持っている。府中と相性の良い小野次郎騎手の騎乗というのも心強い。