荒れる金杯としてお馴染み中山金杯である。しかし、荒れる理由はハンデ戦だということもあるが、使いずくめの中山の馬場で行われるということもあるだろう。今年は東京競馬場改装のための変則開催で、金杯は東京開催。前回東京で金杯の行われた９６年も掲示板に載った５頭のうち４頭が１〜５番人気であり、しかも１番人気ベストタイアップが勝っている。この時は２着にウインドフィールズが来たためそれなりに荒れたが、原則としてイメージほど荒れないと考えて良いだろう。（といってもハンデ戦だけにガチガチに堅い訳でもないだろうが。）

　というわけで、本命は人気サイドから。人気サイドといっても人気は割れるだろうが。本命は府中巧者エアスマップ。昨年右回りも克服してＧII馬となったが、原則として左回り巧者である。得意の府中に戻ってきたのでトップハンデも何のその、ここでも十分勝負になるだろう。鞍上がファロンであるということも魅力。ただし、ファロンは２着が多いので単勝は狙わず、連軸とする。

　対抗はサンデー産駒の４歳馬トラストファイヤー。素質はかなりのものを秘めている。ザセキ明けだが、鉄砲に強いサンデー産駒なので大丈夫。成績が安定しており、鞍上が府中巧者小野次郎ということが心強い。

　その他は印を打った馬が狙い。人気サイドの馬が軸だが、人気が割れるだろうから手広く行く。これらの馬の中ではダートで活躍してきたアッミラーレあたりが面白そうなので注目している。サンデー産駒なので芝のほうが有ってるかも知れないし。