荒れるハンデ戦としてお馴染みのアルゼンチン共和国杯。ハンデ戦は重ハンデ馬が敬遠されて軽いハンデ馬に人気が集まり、重ハンデ馬を買った方が回収率が高くなる傾向にある。しかし、このアルゼンチン共和国杯（と同じ府中の長距離戦である目黒記念）は軽いハンデ馬が活躍する傾向にあり、軽ハンデ馬を買った方が回収率的にもいいようである。そこで、軽めのハンデの馬を狙っていく。

　本命はエリモシャルマン。初の関東遠征だが、やはりこういう場面では関西馬が有利と思われる。しかも父はトニービンなので府中のコースは合っているだろう。鞍上も府中に強い穴騎手小野次郎騎手である。穴を開けるとしたらこの馬だ。54kgは極端な軽ハンデでもないが、これより軽ハンデの馬は牝馬なのでもともと2kg軽い斤量の馬か、近走不振の高齢馬ばかりだ。ハンデと実力のバランスを考えるとこの馬が最も恵まれているといえるだろう。

　相手は勢いに乗る３歳馬中心だがその他の馬もどの馬にもチャンスがあると思う。その中でも最も期待できるのが府中で行われたオークス２着のチューニー。さすがにシンコウシングラーは・・・とも思えるが、このレースは軽ハンデの高齢馬が活躍することも多い。人気もないことだし一応押さえておく。