期待の良血アドマイヤグルーヴが初のマイル戦。桜花賞出走馬で1800m以上ばかり使われてきた馬も珍しい。前走の若葉Ｓでは牡馬に混じって走り難なく勝利して皐月賞の権利を得たが、サスガに本番は桜花賞を使ってきた。まあ、若葉Ｓに出走したのは中山の固い馬場を嫌ってとのことなので皐月なんか出る訳無いが。良血故に人気となっているが、この馬はスローの上がり勝負で末脚を爆発させて勝ってきた馬である。今回は距離が短縮される上に「魔の桜花賞ペース」と言われるペースが速くなるレースである。サスガにマイル以下未経験馬では厳しいだろう。素質は認めるが今回は消し。オークスではいけるかもしれないが。

　狙いはヤマカツリリー。安藤勝己騎手の桜花賞といえば笠松のライデンリーダーで１番人気ながら４着に敗れ去った因縁のレース。前哨戦は圧勝だったので１番人気に支持されたが、人気であることと「地方馬に勝たせてたまるか」という他のＪＲＡのジョッキー心理からマークがきつくて勝たせてもらえなかった。今回はその時よりはラクに乗れるだろう。その時と同じフィリーズレビュー（当時４歳牝馬特別）の勝ち馬での参戦である。アンカツは中央移籍後は平場ではそれほどでもないが重賞はすでに５勝。先週までの全１０勝のうち半分か重賞である。平場戦並みのレースは笠松でもあったかも知れないが、中央競馬の重賞のような大歓声の中でのレースはなかなか無かったので重賞となれば燃えてくるのだろう。勢いに乗っている間は重賞では素直にアンカツの単勝で勝負する。（ＮＺＴは別の馬からいって万馬券を当てたが(^^;。予想を書かない重賞は当たる伝説は今週も継続中。今週は予想を書いたレースも当たりと行きたいところだ。）昨年も阪神ＪＦ２着馬（アローキャリー）が勝っているレースなので、２年連続といって欲しいところだ。父がミスプロ系（ティンバーカントリー）なところが心配という声もあるが桜花賞なら大丈夫だろう。現にプリモディーネが勝っているのだし。

　スティルインラブは前売りを見る限り人気になりすぎ。期待値を考えて消しとする。能力はある馬なのだがアドマイヤグルーヴよりも人気になっているのが何とも。

　桜花賞といえばあと桜花賞を勝てば旧八大競走全制覇となる岡部騎手はどうしたのだろう。年明けから休んでいて今年はついに桜花賞にも出てこなかったが。実は調教師試験に向けて猛勉強中とか（笑）。調教師を目指して休むぐらいなら１０００勝騎手ルールがぎりぎり生きている今年２月で引退するはずなのでおそらくそれはないだろう。実は桜花賞で復帰していきなり制覇して八大競走全制覇達成とかだと勝手に想像していたがそれは無いようだ。