昨年の２着馬を狙うよりだったら、昨年の勝ち馬を狙った方がよかったか。テレグノシスは今年はウインラディウスを捉えられなかったものの、トニービンらしくいい脚を持続させて見事に連に絡んだ。休み明けでさえなかったらこの馬を本命としたところなのだが…。これぞまさに府中のトニービンといったところだ。昨年は本番の安田記念では惨敗を喫したが、今年は休み明けでこれだけやれるのだから本番に向けて視界よしといった所だろう。２走ボケが怖いといえば怖いのだが。

　勝ったウインラディウスも本格化してからは府中を得意としている。マイル中心に使われてきているが母父マルゼンスキーのサンデー産駒だけに距離が延びても良いはずである。普通の競馬場よりもスタミナを要すと言われている府中のマイルでも大丈夫そうなので、安田記念でも侮れない存在だ。

　一番人気マチカネアカツキは惜しくも４着。賞金を積み上げたいところだが、そうはならなかった。同じ藤沢和厩舎の馬が勝ってはいるが、藤沢師はどのような心境なのだろう。ドバイの馬フィートソーファストは全くノーマークだったが、馬券圏内に入るという大健闘を見せた。でもこのレースで結果を出せた外国馬って安田記念本番には弱いんだよな。

　我が本命キスミーテンダーはブービー。連闘してまで出てくるのだから何かがあると思っての本命だったが、結局何も無かったらしい。

外れ