豪華な顔ぶれが揃った見所のあるレースだが、本命はGi２連勝中のアジュディミツオー。ＪＣダートでは惨敗だったが、その後の東京大賞典、川崎記念と連勝し、力を付けて来ている。ちなみに、その２レースの２着はシーキングザダイヤだったが、そこでアジュディミツオーが付けた着差は、ＪＣでカネヒキリが２着シーキングザダイヤに付けた着差より大きい。といってもＪＣダートではミツオーはカネヒキリ相手に惨敗しているのでシーキングザダイヤを物差しに考えるのはちょっと危険か。それでも、休養明けのカネヒキリよりも使われて来て実績を残しているアジュディミツオーの方が期待できる。それにそれほど人気にもなっておらず期待値的においしいので本命とする。メイセイオペラ以来の地方馬によるフェブラリーＳに期待しよう。

　対抗はダートでは無敗の平安Ｓ馬タガノゲルニカ。「勢い」といえばこの馬だし底を見せていない強みがある。しかも「ダートの阿寒湖特別」という異名のある出世レース・アレキサンドライトＳも勝っている。今後の日本ダート界を背負って立つ存在になるかもしれない。

　▲はカネヒキリ。実績では１番手だが、休養明けとなることと人気になることを懸念して３番手評価とした。

　その他の馬では昨年の勝ち馬と同じ様な臨戦過程と実績のリミットレスビッド、ここ２戦の敗戦のせいで人気になっていないが適距離に戻って狙い所のユートピア、斤量差を考えると平安Ｓでは実質的に勝ちに近かったヴァーミリアンあたりが狙い目。それから実績を考えるとシーキングザダイヤ、タイムパラドックスの２頭も押さえておきたい。