いつのまにか土曜日のメインになっている重賞。昨年までは日曜だったのだが、土曜になってますます地味さを増した。同じ府中開幕週でも毎日王冠は盛り上がるのに、この東京新聞杯は地味な重賞であるのは時期的なものか。フェブラリーＳのスッテプである根岸Ｓが東京新聞杯と入れ替わりで日曜メインに格上げ。

　さて、本命は一昨年の覇者であり、当該コースでの実績が豊富なウインラディウス。前走ＣＢＣ賞は４着だったが、スタート後と４角で不利があったことを考えるとかなり健闘したといえる。今回は適距離に戻り、鞍上も鹿戸から主戦の勝春に戻るということで今回は狙い目である。不安材料を挙げるとすれば59kgの斤量か。

　対抗はマイネルレコルト。中山金杯の惨敗を考えるともう終わったようにも見えるかもしれないがまだ見限るのは早い。マイルＧＩ制覇の実績もあるだけにここは押さえておくべき。ベタ買いしていれば回収率プラスになるチーフベアハート産駒でもあるし。

　過去データによればローテーションなどについては決まった傾向が無いが、条件に関係なく前走勝っている馬が有利である。というわけで▲はインセンティブガイ。勢いに乗る角居厩舎所属で、しかも鞍上はペリエを起用。前走の勝利で波に乗っている。もう１頭の前走勝ち馬グランリーオも押さえておく。府中のマイルは３勝を挙げたコースであり得意コースだ。また、府中の開幕週は前に行く馬が有利なのもこの馬にとって好材料である。府中といえば長い直線で差し馬有利という先入観があるが、開幕週に限れば逃げ馬有利である。芝の状態が良好で前が止まらないこともあるが、直線の短いところに慣れている騎手が仕掛けどころの判断を誤ることが多いので差し馬不発という理由もある。

　混戦模様であり確たる軸が不在なので、上記４頭のボックスで勝負。