チューリップ賞を勝ったエアパスカル、共同通信杯を勝ったショウナンアルバと今年はウィオーエンブレム産駒旋風が吹き荒れそうだ。ウォーエンブレムは産駒こそそれほど多くないが、単勝回収率が100%を超える優良種牡馬である。

　本命はそのウォーエンブレム産駒のブラックエンブレム。１番人気になるだろうが、今の勢いを考えるとこの馬が本命でよいだろう。前走は500万ながら圧勝で、重賞でも十分通用する器である。

　対抗はチューリップ賞で勝ち馬と差の無いレースをしたスペルバインド。チューリップ賞は力の要るレースであり、ダートで活躍した馬が激走するレースでもある。スペルバインド自身はダートでは走ったことが無いが、父ゴールドアリュールということを考えるとパワータイプの馬である。好走を続けている未だ１勝馬であり重賞２着もないのでここで桜花賞の権利を確保しておきたいところだろう。

　もう１頭パワータイプという観点ではロベルト系のシングライクバードが狙い目。人気なのでちょっと評価を下げたが底を見せていない強みがある。