牝馬同士のハンデ戦で、しかも波乱になることが多い中京競馬場での開催ということでいかにも難解なレースである。実際人気も相当に割れている。

　さて本命はブラボーデイジー。秋は２戦連続２桁着順だが、春にはヴィクトリアマイル２着の実績がある馬である。叩き３戦目の今回は狙い目だろう。騎手も生野から北村友に乗り替わりであり、変わり身も十分だ。キタトモは地味ながら戦略力が高く若手の中ではかなり巧い騎手である。乗り馬に恵まれないので実力の割に勝ち星は伸びていないがが腕は確かである。同じ北村でも乗り馬に恵まれて勝ち星の多い北村宏よりもずっと上手い。

　対抗はエリザベス女王杯５着のメイショウベルーガ。同じ年齢でエリ女での斤量も同じながら16着だったブラボーデイジーよりも、1kg少ない斤量というのはハンデに恵まれていると言える。

　▲はラフレッシュブルー。ハンデ戦では穴を開けることの多い軽ハンデの先行馬である。今回は連闘での挑戦であり、勝負がかりな可能性が高い。前走の準オープン６着に負けたというのも、愛知杯のハンデを有利にするために意図的に凡走した可能性もあり、「ヤリ」のサインである。今回は中京が得意な上村騎手に乗り替わりというのもプラス材料だ。

　印は上記３頭が中心だが、ハンデ戦でありどの馬にもチャンスがありそうなので本命ブラボーデイジーからの総流しも買っておこう。