シンゲンが重賞初制覇。前走のオープン特別よりも強い勝ち方に見えた。現に２着に３馬身差を付ける圧勝。既に６歳だが、着実に成長してきているということなのだろう。しかし、藤田が実はこれが今年２つ目の重賞（１つ目はローレルゲレイロの高松宮記念）というのは意外だ。もっと勝ってるイメージがあったのだが。

　２着にはニホンピロレガーロが入り、穴を開けた。ニホンピロレガーロの鞍上酒井学騎手といえばハンデ戦で穴を開けるイメージがある。確かに今回もハンデ戦で穴を開けたことには違いない。ただし、ニホンピロレガーロの斤量は55kg。酒井といえば体重が軽くて52kg以下のハンデの馬に代打騎乗で騎乗して穴を開けるといった印象が強いが、今回は普通の斤量の馬で前から乗っているお手馬での好走である。こういう馬でも人気薄の馬を持ってこれるんだな、酒井学という騎手は。

　我が本命サクラオリオンは伸びずに13着。同厩舎のドリームサンデーが逃げるというところまでは予想通りの展開だった。結果的に差し馬が上位を占める様な結果となったので、ドリームサンデーはペースメーカーとしての役割は果たしているのだが、如何せん伸びてくるはずのサクラオリオンが伸びなかった･･･。直線の短い中京で差して重賞を勝てるんだから直線の長い新潟外回りではより活躍できると思ったんだけどな。

　なお、昨年と３年前のこのレースの覇者で１番人気だった○オースミグラスワンは他馬の進路を妨げたということで降着となった。降着にならなくても８位入線と掲示板にすら入れずに不発に終わったのであるが。

外れ