障害コースは場所ごとにコースの特徴がかなり異なり、平地以上にコース適性がものを言う。東京コースは障害自体の難易度が低く直線も長いため平地の脚がある馬が有利である。東京障害コースでの実績がある馬や平地の脚がある馬を中心に狙って行けばいいだろう。

　本命は新潟ハイジャンプ、阪神ジャンプＳと重賞を連勝し、完全復活を遂げた９歳牝馬のコウエイトライ。東京コースでも[2,2,0,2]と好成績を残しており、東京ジャンプＳ勝ちや東京ハイジャンプ２着といった成績がある。長期休養前の２年間はこのレースで連続６着だったが、２連勝と波に乗る今年は期待できるだろう。そもそも高い障害の飛越が苦手なので名より実をとって中山大障害には出走せずに他の競馬場の重賞で活躍しまくる馬である。他の有力馬は目標が暮れの大障害であるのに対し、コウエイトライの場合はここに照準を絞って来ている可能性が高い。

　対抗はギルティストライク。東京コースでは負けなしの２連勝。オープンと重賞を連勝した実績があり東京コースとの相性は抜群である。東京障害重賞春秋連覇がかかったここは期待しよう。

　上記の２頭を中心であり、馬連１点も考えたが、相手を絞って３連単で狙っていくこととする。相手に狙うのは東京障害コースで実績がある馬か平地の成績が高い馬をピックアップ。その条件でしぼり込むと私の本命対抗と人気を分けあいそうなトーワベガが消えるので、配当もそれなりに付きそうだ。