比較的堅めに収まる傾向にある重賞である。本命はアイビスサマーダッシュを勝ち、続く北九州記念でも軽いハンデの馬に先着を許したものの３着に健闘したエーシンヴァーゴウ。夏の実績から考えるとこの馬が最有力である。また、このレースはアイビスＳＤの好走馬が好走する傾向がある。開幕週なので先行馬が有利だが、先行力もあり、軸にするにはエーシンヴァーゴウが最適だろう。

　相手筆頭はダッシャーゴーゴー。夏は休養していて今回は休養明けだが、降着は食らったもののスプリンターズＳ２位入線や高松宮記念４位入線とＧＩでも結果は伴わないものの好走している。昨年のこのレースの覇者であり、その後もスプリント重賞を２勝と実績的には文句ない。ただし、休養明けということと、降着癖があるので軸として信頼できるかということもあり評価を割り引いた。なお、サクラバクシンオー産駒、川田騎手は共に阪神芝1200mとは好相性であり勝率も回収率も抜群である。人気でなければこの馬を軸にしたいところなのだが当然の様に人気なので割り引いた。

　その他では香港の２頭を一応押さえておこう。ラッキーナインは香港での実績は抜群であり59kgでも一応押さえておく必要があるだろうし、グリーンバーディーは近走はPATしないが昨年のこのレースの２着馬であり日本への適性はあるので押さえておきたい。