勝ったのは好位からうまく抜け出したエイシンアポロン。富士Ｓに続いて連勝でＧＩ初制覇となった。マイルＣＳを勝ったのは私が本命にした今年の毎日王冠２着馬ではなく、去年の毎日王冠２着馬だったか。田辺騎手が騎乗停止となり急遽この馬に騎乗経験のある池添騎手に乗り替わったが、不良馬場を後方から差した前走とは対称的に好位に付けて、粘るフィフスペトルにゴール前で並びかけてクビ差交わした。三冠ジョッキー池添騎手が今年ＧＩ５勝目である。できればＧＩを何度も勝っている池添ではなく、リーディング上位にいながらＧＩ勝ちのない田辺にタイトルを獲らせてやりたかったが、これも巡りあわせなのか。

　２着はフィフスペトル。道中は３番手ぐらいだが、逃げ馬シルポートが離して逃げていたのを無理に追うことはなくマイペースでレースを進めていた。直線で粘りこみを図ったものの最後は勝ち馬に交わされて２着。前に付けられると粘る馬だ。ＧＩではちょっと足りないと思い無印にしていたわけだが、見事に穴を開けた。これは買えなかった。マイルＣＳは堅いことも多いが、たまにこういう伏兵が来ることもあるんだよな。

　３着はサプレザ。一昨年に続き２度目の３着。マイルＣＳには３回挑戦して３，４，３着といいところまでは行くのだが、どうにも連には絡まない。善戦はするので出るたびに人気になるし買いどきが難しい外国馬である。強いということはわかっているのだが。

　４着には昨年２着のダノンヨーヨーが入り、我が本命リアルインパクトはそれに続く５着。結果論だが先行馬が粘っているので、安田記念や毎日王冠の様に前目に付けた方が良かったのかもしれない。３歳で安田記念を勝つという常識破りの馬だったのでここでも期待していたのだが、最後の伸びが足りなかった。好走が府中と中山に限られているので輸送が苦手なのかもしれない。まあ、大負けというわけではなく勝ち馬と0.4秒差の善戦だったので、今後も期待していいだろう。

外れ