2011年11月13日(日) 6回京都4日目 15:40発走
11R 第36回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝・外 2200m 18頭立

 昨年のこのレースで圧倒的なパフォーマンスを見せつけて勝利を手にした外国馬スノーフェアリーが人気になっている。能力の絶対値は高いし昨年の実績から日本への適性も証明済みだが、香港以外の外国馬の場合本当に信頼していいかという不安がある。2年連続で同じレースに出てくる外国馬の場合1年目と2年目で見せるパフォーマンスが全く異なるということが多い。能力的には最上位だが今年も昨年と同じような真剣勝負なのかとか、輸送は上手く行ったのか等の不安要素がある。特にスノーフェアリーの場合、4番人気だった昨年と違い1番人気でレースに臨むことになるので、気楽に乗れた昨年とは違い他のマークにあって能力が発揮できない可能性もある。もちろん力の差でどうにかなることも考えられるが、軸として狙うにはリスクが高いだろう。強い馬なので型に嵌れば難なく勝てるだろうから相手に押さえておくというのがベストな狙い方だ。

 日本馬を見てみると角居厩舎が3頭出し。その中で最も注目されているのが秋華賞馬アヴェンチュラである。しかし、私が本命とするのはグルヴェイグの方。父がディープインパクトで母がエアグルーヴという良血馬である。これだけの良血馬なのでGIタイトルの一つくらいは獲らせてやりたいだろう。すでにGIを勝っているアヴェンチュラよりも、むしろ良血馬グルヴェイグに勝たせるために3頭出しをしてきたのだと思われる。グルヴェイグの母アドマイヤグルーヴも三冠レースは一つも勝てなかったが、3歳時のエリザベス女王杯で逆転した馬。もちろんこの時点での実績は母のほうがよっぽど上なのだが、厩舎が3頭出しでそのうち1頭は他陣営の注目を集める人気の一角となる馬を出して勝負を賭けているのだから狙ってみよう。良血だけに人気先行しがちな馬であるが、今回は人気薄。この馬をここまでおいしい配当で買えるチャンスは滅多にないだろうから狙ってみよう。

 力を満足に発揮できるかどうかが不明な外国馬を除いて考えると有力な馬が多く混戦模様であるため、相手は日本馬の有力どころプラス外国馬2頭に手広く流す。

結論
[馬連]
16-(01,02,03,04,07,08,10,14,15,16)・・・100pts
[ワイド]
16-(01,02,03,04,07,08,10,14,15,16)・・・100pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1アヴェンチュラ 牝3 岩田康誠 54
1 2イタリアンレッド 牝5 *浜中俊 56
2 3ホエールキャプチャ 牝3 池添謙一 54
2 4アパパネ 牝4 蛯名正義 56
3 5 ワルキューレ 牝7 *和田竜二 56
3 6 サンテミリオン 牝4 *デムーロ 56
4 7アニメイトバイオ 牝4 田辺裕信 56
4 8レーヴディソール 牝3 福永祐一 54
5 9 レインボーダリア 牝4 *川田将雅 56
510フミノイマージン 牝5 太宰啓介 56
611 ブロードストリート 牝5 藤田伸二 56
612 シンメイフジ 牝4 *北村友一 56
713 オールザットジャズ 牝3 *小牧太 54
714$ダンシングレイン 牝3 ムルタ 54
715エリンコート 牝3 後藤浩輝 54
816グルヴェイグ 牝3 *四位洋文 54
817 レディアルバローザ 牝4 *武豊 56
818$スノーフェアリー 牝4 *ムーア 56

レース後のコメント
 スノーフェアリーがいつの間にか抜け出して来ていて勝ちをさらって行った。まさにそんな感じのレースだった。大逃げを打って4コーナーでもかなり後続を離していたシンメイフジを直線で捉えたホエールキャプチャ、アパパネ、アヴェンチュラの3頭が激しく勝利を争っている間を突いてスノーフェアリーが抜けてきて先頭でゴール。勝利を争っていた3頭の遥か後ろに居た筈のスノーフェアリーがもの凄い脚でこれらの馬に迫り、そして抜き去って行った。まるで馬がワープしたのかと錯覚させられるような、まさに「目にも留まらぬ」末脚は今年も健在だった。昨年に引き続きもの凄い末脚を見せてエリザベス女王杯2連覇である。

 しかし、昨年ほどの楽勝ではなかった。アヴェンチュラがスノーフェアリーに抜かれた後も競りかけて行った。最終的にスノーフェアリーが勝ったものの2着アヴェンチュラとの差はクビ差だった。スノーフェアリーも強かったがアヴェンチュラも相当強かった。最後まで諦めずにあのスノーフェアリーにクビ差まで迫ったのは立派である。3頭出し角居厩舎の本線はやはりこちらの馬だったか…。

 3着は1馬身差でアパパネ。前走の府中牝馬Sで2桁着順の惨敗だったのが気にかかっていたが、どうにか復活の兆しは掴んだ。

 4着はホエールキャプチャ。この馬はやはり善戦はするが勝ち切れないな。大きく負けることはないし、今回も生涯初の馬券圏外だったとはいえ勝ち馬に0.4秒差の善戦である。安定感はあるが勝負根性がイマイチなのだろう。

 我が本命グルヴェイグは14着と惨敗。直線前半ではホエールキャプチャ、アパパネ、アヴェンチュラと同じような位置に付けていたのだが、そこから伸びなかった。やはり1000万条件の身では厳しかったのか。

外れ



2011年11月13日(日) 6回京都4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第36回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝・外 2200m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
818スノーフェアリー牝4ムーア 56 2.11.613-14-11-1033.8 12.7472 [外]ダンロッ9000
11アヴェンチュラ牝3岩田康誠 54 2.11.6クビ07-06-05-0434.2 24.8478 -4(栗)角居勝彦3600
24アパパネ牝4蛯名正義 56 2.11.8104-04-03-0334.7 410.0496 -6(美)国枝栄2300
23ホエールキャプチャ牝3池添謙一 54 2.12.01 1/202-02-02-0235.1 611.4456 -4(美)田中清隆1400
59 レインボーダリア牝4川田将雅 56 2.12.2112-10-08-0734.617238.8454-16(美)二ノ宮敬900
35 ワルキューレ牝7和田竜二 56 2.12.41 1/409-08-10-0734.715104.3494 0(栗)佐山優 
612 シンメイフジ牝4北村友一 56 2.12.4クビ01-01-01-0137.918343.7478+20(栗)安田隆行 
510フミノイマージン牝5太宰啓介 56 2.12.5クビ15-15-15-1634.3 819.8476 +2(栗)本田優 
12イタリアンレッド牝5浜中俊 56 2.12.71 1/206-06-07-0735.2 510.5482 +2(栗)石坂正 
10611 ブロードストリート牝5藤田伸二 56 2.12.91 1/410-12-11-1434.914101.3450 -2(栗)藤原英昭 
1148レーヴディソール牝3福永祐一 54 2.12.9クビ07-08-08-1035.2 37.3480+20(栗)松田博資 
12715エリンコート牝3後藤浩輝 54 2.12.9ハナ13-13-11-1234.91399.1474 +2(栗)笹田和秀 
1347アニメイトバイオ牝4田辺裕信 56 2.12.9ハナ03-03-03-0435.6 925.8468 -4(美)牧光二 
14816グルヴェイグ牝3四位洋文 54 2.13.0 3/404-05-05-0435.61056.6446 -4(栗)角居勝彦 
15713 オールザットジャズ牝3小牧太 54 2.13.1クビ18-18-18-1834.416194.1444-14(栗)角居勝彦 
16714ダンシングレイン牝3ムルタ 54 2.13.41 3/415-15-15-1435.4 711.7488 [外]ハガス 
17817 レディアルバローザ牝4武豊 56 2.13.9310-10-11-1236.01167.8486 +2(栗)笹田和秀 
1836 サンテミリオン牝4デムーロ 56 2.14.0 1/217-17-17-1735.61285.7460 -8(美)古賀慎明 

LAP 12.4-10.5-11.4-11.5-11.7-12.4-12.8-11.8-11.8-12.9-12.4
通過 34.3-45.8-57.5-69.9  上り 74.1-61.7-48.9-37.1  平均 1F:11.96 / 3F:35.89
単勝  18 \270
複勝  18 \140 / 1 \150 / 4 \280
枠連  1-8 \440 (1)
馬連  01-18 \700 (1)
ワイド 01-18 \280 (1)/ 04-18 \800 (9)/ 01-04 \810 (10)
馬単  18-01 \1160 (1)
3連複 01-04-18 \2520 (5/816)
3連単 18-01-04 \9430 (8/4896)

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