2010年に斤量が実質実績馬有利となってからは重賞で連対経験のある馬がよく来る様になった。そこで実績を重視して狙いたい。

　本命はアスカトップレディ。重賞連対経験こそないが、ここ２戦連続重賞で３着である。特に牡馬混じりの京都金杯で勝ち馬と0.2秒差の３着というのは大きい。ここでは実力上位である。また、直線の短い福島コースではその先行力が活きるだろう。実際福島で買ったことがある馬でもある。ローカルで逃げ・先行馬に乗せると怖い川須騎手が鞍上というのも心強い。

　対抗は昨年の２着馬コスモネモシン。古馬になってからの重賞勝ちはないが、２着や３着となることが多く能力は重賞級である。人気薄で２着や３着に突っ込んでくるイメージがあったのだが、善戦続きのため以前のようにおいしい配当ではなくなったが、牝馬限定重賞では力上位なので狙おう。

　もう１頭人気だがオールザットジャズを狙おう。前走の中山牝馬Ｓではスタート直後に挟まれる不利はあったものの２着と健闘している。前走はスタート後不利があったので後ろからの競馬となってしまったが、もともとは先行力のある馬で、直線が短い福島でも通用するだろう。角居厩舎が２頭出しで勝負を賭けているのも気になるところだ。

　他に重賞馬といえばマイネイサベルとアニメイトバイオがいるが、脚質的に直線の長いところでこそ力を発揮できるタイプなので今回は無印とする。波乱となることが多い福島牝馬Ｓで結果的に人気上位３頭を狙うということになったが、上位５頭のうちの２頭で決まりそうなメンバー構成の中で適性がありそうなのが印を入れた３頭なので仕方がない。