１番人気の信頼度が高いレース。過去10年で１番人気馬の成績は[4,3,2,0]とまず馬券圏内には来るのだが、特に４〜５歳馬に限ると[3,3,0,0]と連は外さない。

　前売り時点での１番人気は４歳馬ローマンレジェンド。ダートに転向してからほぼパーフェクトな成績で６連勝中、しかも中央の重賞を２連勝中の馬だ。底を見せていない強みがあるし勢いにも乗っているので、ＧＩとはいえその勢いを信じていいだろう。主戦の岩田騎手が騎乗停止となり乗れいないのは痛いが、デムーロなら代役が務まるどころかそれ以上の働きも期待できる。連戦連勝の馬が実力通りに決まることの多いレースに出てきたのだから素直に信頼して軸にしよう。

　１番人気馬の信頼度は高いレースなのだが、紐荒れすることが多い。相手は人気が薄い馬を中心に考えよう。

　相手筆頭は昨年、一昨年のこのレースの勝ち馬トランセンド。このレースを２連勝中の割りには人気になっていない。ＪＢＣクラシックで３着に敗れているのが主な理由だと思うが、今年はマグニフィカに絡まれてすんなりとハナを切れなかったのが痛かった。展開が向かなかったのだろう。このレースでもどうしても逃げるというタイプはいないものの先行馬が揃っているが、このレースとの相性が良くおそらくここに照準を合わせて仕上げてきているトランセンドを狙ってみよう。

　その他では初ダートだが血統的に芝もダートもこなせるキングカメハメハ産駒で（芝ではあるものの）実績はずば抜けているトゥザグローリー、交流重賞で安定した走りを見せるが意外に人気になっていないシビルウォーを穴として狙っていこう。