１番人気の連対率こそ高くないが極端に荒れる事も少なく実績馬が活躍する傾向にあるレースである。荒れる事もあるがその場合でも過去に重賞好走歴のある馬が連に絡んでいる事が多く、基本的には実績重視で狙うべきレースだ。牝馬は格より勢いと言われるが、このレースに限っては格の方を重視した方が良いだろう。

　本命はスプリングサンダー。準オープンを勝ったばかりの馬であるが、過去に阪神牝馬Ｓで３着という実績を残しており、重賞でも通用する事は実証済み。大崩れしないタイプの馬なので軸として狙うには最適である。主に1400m以下で実績を残しておりマイルでは４着が最高なものの、春の天皇賞馬スズカマンボの妹という血統背景を考えると距離延長はプラスである。父がクロフネだけにあまりに距離が長いと走らないだろうが、マイルはこなせる筈だ。兄のスズカマンボとは違い、生産者でオーナーブリーダーのグランド牧場が自分のところで馬主として走らせている馬。あの牧場は売れ残った馬を走らせるだけではなく期待馬を自分のところで所有して賞金で稼ぐという一面も持ち合わせているので牧場期待の１頭と思って良い。

　相手では重賞で実績のある馬に流す。その中でも準オープンを勝ってオープン入りしたばかりのエーシンリターンズはＧＩでもＧIIでもＧIIIでも３着と重賞では３着が多い馬なので三連単の３着付けでも買っておこう。それから、何故か人気のドナウブルーは1000万条件を勝ったばかりの格上挑戦であり格という点で劣るので危険な人気馬と見て消すこととする。