中長距離馬からマイラーまで色んなタイプの馬が活躍する中山記念。また、このレースは1800mのスペシャリストが活躍する事が多く何度も連対している馬も多いのが特徴だが、今年は過去にこのレースで馬券になった馬は出ていないのが寂しいところだ。

　本命はトゥザグローリーとする。有馬記念２年連続３着の実績もさることながら、前走の日経新春杯でトップハンデの58.5kgを背負いながら差し切り勝ちを収めたというのも大きい。今回は前走よりも1.5kg斤量が軽い57kgでの出走。58.5kgであのパフォーマンスを見せたのだから57kgで走らないわけがない。前走より不利な点があるとすれば距離だが、この距離のオープンを勝っているわけだし守備範囲内であるだろう。

　相手筆頭はシルポート。近走不振だが逃げ・先行馬の残りやすい中山芝1800mに変わったのはプラス材料だ。１コーナーまでの距離が短く先行争いが激しくなりがちなこのコースで最内枠を引いたというのも大きい。内枠の利を活かしていつもの様に先頭に立ちそのまま逃げきる事に期待しよう。

　その他の馬では中山コースが得意でそれ以外でも前走マイルＣＳ２着のフィフスペトルと、３連勝中の勢いに乗り大崩れをしないタイプのフェデラリストを狙ってみよう。