2012年11月11日(日) 5回京都4日目 15:40発走
11R 第37回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝・外 2200m 16頭立

 三冠全て2着のヴィルシーナ。ローズSも含めて4戦連続2着中であり、なかなか勝利に手が届かない。その4回の勝ち馬は牝馬三冠馬ジェンティルドンナだった。ヴィルシーナの前には常にジェンティルドンナが立ち塞がっていた。しかし、今回はそのジェンティルドンナはジャパンカップへの直行の道を選び、ここには出てこない。オークスの時は大きく差を広げられたが、夏を越して秋華賞ではタイム差無しの好勝負。牝馬三冠という記録がかかっていて目一杯に仕上げてきたジェンティルドンナに対し、ヴィルシーナは無理に勝ちに行く事もないだろうから次を見据えた仕上げ方で出走していただろう。その2頭がエリザベス女王杯に出てきたら逆転もありうると思っていた。今年の3歳はレベルが高く、エリ女でも通用するだろう。もともとエリ女は秋華賞組が強いレース。ヴィルシーナを本命にするしかないだろう。ジェンティルドンナが出てきてもこの馬を頭で狙おうと思っていたのだが、そのライバルが不在なのであれば迷わずに本命。配当的なことを考えると出てきてくれた方が良かったのだが。

 問題は相手を何にするのかだ。日本馬でエリザベス女王杯を連対している馬は秋華賞以外では京都大賞典、天皇賞(秋)というローテーションの馬がかなり優勢である。それらのレースからここに出てきているのは本命馬を除くとフミノイマージンだけである。京都大賞典こそ4着だったが、札幌記念ではダークシャドウ、ヒルノダムールと言った牡馬の強豪を蹴散らし堂々たる勝利。牝馬同士のここでは力が上位だろう。相手はフミノイマージンで決まりだ。

 本命、対抗とカチガチなところを狙うが堅いので三連単で相手を絞る。本来なら3着はホエールキャプチャ1点で決まりなのだが、ヴィクトリアマイルを勝って以降は持ち味である安定性が見られなくなっている。本線はホエールキャプチャだが、その他の馬にも手広く流そう。

結論
[三連単]
12→07→11 ・・・1000pts
12→07→(03,06) ・・・ 500pts
12→07→(09,13,15,16) ・・・ 200pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1マイネイサベル 牝4 松岡正海56
1 2 アカンサス 牝4 三浦皇成56
2 3スマートシルエット 牝5 *岩田康誠56
2 4 メルヴェイユドール 牝5 *酒井学 56
3 5 マイネジャンヌ 牝4 *幸英明 56
3 6ピクシープリンセス 牝4 M.デムー56
4 7フミノイマージン 牝6 太宰啓介56
4 8 レジェンドブルー 牝6 *藤岡佑介56
5 9クリスマスキャロル 牝5 秋山真一56
510 オールザットジャズ 牝4 *川田将雅56
611ホエールキャプチャ 牝4 横山典弘56
612ヴィルシーナ 牝3 内田博幸54
713エリンコート 牝4 *池添謙一56
714 マイネオーチャード 牝4 柴田大知56
815レインボーダリア 牝5 柴田善臣56
816ラシンティランテ 牝3 *C.ルメー54

レース後のコメント
 レジェンドブルーが逃げて、人気のヴィルシーナは先行集団に付ける展開。道中は後方に居たエリンコートが向正面後半から捲っていき、それにつられてオールザットジャズも3〜4コーナー中間からスパートを開始して4角先頭に立つが、ヴィルシーナは慌てず直線で勝負。早めに抜け出しにかかった馬を交わしていき、悲願のGI制覇が勝利が目の前に見えたかに見えたが、外からレインボーダリアが並ぶ様に上がっていく。2頭のマッチレースとなったが、レインボーダリアの方がわずかに脚色が勝っておりゴール直前でクビ差振り切った。

 勝ったレインボーダリアは昨年のこのレースは格上挑戦で5着に好走した馬。その後はイマイチなレースが多かったが、きっちりオープン入りした今年は昨年よりも力を付けていたのだろう。そして初重賞制覇がこのGIレースとなった。3着ぐらいはあるかなとは思っていたが、ここまで力を発揮できたのは驚きだ。

 ヴィルシーナはまたしても2着。5戦連続重賞2着だ。しかもそのうち4つはGI。前走まではジェンティルドンナという強い馬が居たので勝てなかったのかと思っていたのだが、馬自体がそういう馬だったのか(笑)。実際このレースを見ていると競り合いに弱い様に見える。ステイゴールドの様に能力はかなりあるが勝負根性が足りない馬なのかも知れない。

 3着はピクシープリンセス。後方待機策から鋭い切れ味の末脚で上がってきてヴィルシーナに頭差まで詰め寄った。ゴール板がもう少し遠くにあればヴィルシーナに先着したかも知れない勢いだった。これは好走といえる。

 私が対抗に推した2番人気フミノイマージンは不発に終わり11着。カーブでで窮屈な内を回さされて、最後まで外に出せず直線では馬場の悪いところを通らざるを得なかったのが敗因だろう。いつもの切れ味は発揮できなかった。

外れ



2012年11月11日(日) 5回京都4日 天候 : 雨  馬場状態 : 重
【11R】 第37回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝・外 2200m 16頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
815レインボーダリア牝5柴田善臣 56 2.16.311-11-11-0935.8 723.0462 0(美)二ノ宮敬9000
612ヴィルシーナ牝3内田博幸 54 2.16.3クビ03-04-04-0436.1 11.9448 -2(栗)友道康夫3600
36ピクシープリンセス牝4M.デムー 56 2.16.316-16-16-1635.1 514.3450 +4(栗)野中賢二2300
714 マイネオーチャード牝4柴田大知 56 2.16.61 3/411-11-13-1235.815100.6454 -4(美)畠山吉宏1400
510 オールザットジャズ牝4川田将雅 56 2.16.8 3/403-03-03-0136.9 413.7452+14(栗)角居勝彦900
24 メルヴェイユドール牝5酒井学 56 2.16.9 1/215-15-15-1236.116242.5440 +8(栗)牧田和弥 
11マイネイサベル牝4松岡正海 56 2.16.9クビ08-08-08-1036.31037.3462 -8(美)水野貴広 
12 アカンサス牝4三浦皇成 56 2.17.2209-09-12-1436.41149.9446 0(美)畠山吉宏 
816ラシンティランテ牝3C.ルメー 54 2.17.209-09-08-0636.9 829.9454 -4(栗)友道康夫 
10611ホエールキャプチャ牝4横山典弘 56 2.17.4 3/407-07-08-1036.8 38.1468 0(美)田中清隆 
1147フミノイマージン牝6太宰啓介 56 2.17.61 1/214-13-13-1436.7 25.4482 -2(栗)本田優 
1248 レジェンドブルー牝6藤岡佑介 56 2.17.81 1/401-01-01-0237.91467.0462 +4(栗)宮徹 
1359クリスマスキャロル牝5秋山真一 56 2.17.9クビ06-06-04-0737.51366.6446 +2(栗)石坂正 
14713エリンコート牝4池添謙一 56 2.18.2213-13-04-0338.31261.3484+14(栗)笹田和秀 
1535 マイネジャンヌ牝4幸英明 56 2.18.9402-02-02-0438.8 932.1484 +2(栗)清水久詞 
1623スマートシルエット牝5岩田康誠 56 2.19.4305-04-04-0739.0 620.0484 +8(栗)大久保龍 

LAP 13.0-11.3-12.9-12.6-12.6-12.9-12.7-11.9-11.5-12.5-12.4
通過 37.2-49.8-62.4-75.3  上り 73.9-61.0-48.3-36.4  平均 1F:12.39 / 3F:37.17
単勝  15 \2300
複勝  15 \380 / 12 \120 / 6 \360
枠連  6-8 \810 (4)
馬連  12-15 \1790 (6)
ワイド 12-15 \670 (6)/ 06-15 \2780 (33)/ 06-12 \530 (3)
馬単  15-12 \6630 (18)
3連複 06-12-15 \6110 (18/560)
3連単 15-12-06 \50810 (145/3360)

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