ダービー２着のフェノーメノが注目を集めているが、この馬は東京では４戦３勝２着１回、中山では２戦して掲示板にすら載れずという東京巧者であり、中山は苦手としている。その割に人気を集めており、配当的妙味がないなので消すこととする。ダービーでの賞金加算で賞金的にはここで４着以下でも菊花賞には余裕で出走できるので無理に勝ちに行くということもないだろうし。

　本命は京都新聞杯３着で惜しくもダービーへの出走はかなわなかったエキストラランド。能力の高い馬であるが賞金的には1000万以下。ぜひここで権利をとって菊花賞への切符を手に入れたいだろう。夏は使わずにここに照準を絞ってきたので、権利確保のために目一杯仕上げてくるだろう。菊の権利確保のためにここで一発勝負なエキストラランドを本命としたい。

　相手は手広く流す。相手筆頭は配当的に面白いという理由で大井のアートサハラ。ジャパンダートダービーで中央の２頭に次ぐ３着と好走したダート界の実力馬である。芝適性が鍵を握るが父マンハッタンカフェなら芝をこなせても不思議ではない。ここで権利を取らなければ菊花賞への出走はない地方馬だけに万全の状態で出走させてくることと思われる。

　また、▲はこれも配当的妙味を考えてだが、ピンナ騎手が騎乗のサンレイレーザーとする。ここで外人騎手で勝負に出てきているところが期待できそう。

　その他は消去法で手広く流す。先ほど「消」と書いたフェノーメノ、この距離では明らかに厳しいと思われるし距離適性的に菊を本気で狙っているとも思えないボーイフレンド、盛岡の芝コースでは勝っているものの中央の芝では500万で２戦して着外と通用しないことが既に実証されているコスモワイルドを除く全ての馬に流そう。