出馬表の斤量を見て「本当にハンデ戦なのか？」と疑ってしまった。それだけ実力や実績に差の無いメンバーが集まったということなのだろう。現に人気も割れている。ほぼ全ての馬にチャンスがあるといってもいいだろう。

　その混戦状態のメンバーの中から本命とするのは小倉巧者エクスペディション。小倉での成績は[5,0,1,3]と優秀であり、昨年の小倉記念も制している。このレースが行われる小倉芝1800mの実績も[3,0,0,2]と申し分ない。また、鞍上の川須騎手も小倉を非常に得意とする騎手であり、この馬とこの騎手が組めば小倉では最強だろう。ハンデが示す通り実力や実績はさほど変わらないメンバー構成なのでコース適性で抜けているこの馬を本命とする。

　相手はほとんど全ての馬にチャンスがあるので手広く行くが、１年以上の長期休養明けは全く力を出せていない高齢馬２頭（コパノジングー、テイエムアンコール）は除くこととする。この２頭が他の馬とそれほど違わない斤量なのは休養前の実績で現在の実力よりも重くなっている可能性が高いので、他と同列には扱えないだろう。