プロは馬券でメシを食う?

バックナンバー('97 10/5 - 10/26)

10/26

東京 天皇賞(秋) (G I) 芝2000m
4歳上定量
 ここ2年連続で、ただ一頭だけ出走している4歳馬が連に絡んでいる。ということは、今年は サイレンススズカということになるのかというと、そうはならないだろう。ジェニュインにしてもバブルガムフェローにしても、すでにG1を勝っており、また古馬相手にそこそこ戦って来た馬だからこその活躍だったと思う。昨年までの2頭とくらべ格下なサイレンススズカは切る。

 一番人気馬が当然のようにコケるこのレース。歴史的名馬が次々と敗退。コース的に問題のある府中の10ハロンには魔物が潜んでいるらしい。今年1番人気になりそうなのはバブルガムフェロー。昨年はここを勝っているが、JCを一番人気で敗退。今年はマークがきつくなりそうだ。しかも、ここは去年勝っているので陣営にとってはJCか有馬で勝たせたいだろうから(引退→種牡馬入りということを考えた場合ここを勝つより距離の長いG1を一個勝って2000mだけに強いというイメージを払拭したほうがいいだろうし)、100%の仕上がりでは挑んでこないだろう。それでもG2なら力の差で何とかなるが、G1では厳しいかも知れないので今回は見送りだ。JCか有馬で狙おう。

 1番人気がこける以外の過去のデータでは牝馬は来ない、休養明けはこない、毎日王冠組は有利というのがある。これに当てはまるのがジェニュインだ。特に死角はなく前2走の敗退もそれなりの理由(骨折休養明け、一回きりの代打で騎乗した武兄の騎乗ミス)がある。そして何よりもスタートしてすぐカーブのある内枠有利な府中2000で1枠に入れたというのが好材料だ。

 その他はどの馬にも不安がないわけでもないのだが、2番手はエアグルーヴ。牝馬は不利だというデータがあるが、それは古馬が出れる牝馬G1が一昨年までなかったためしかたなく出てくる場合が多かったからであろう。あえてエ女王杯ではなくここを選んだのだからやってくれてもおかしくない。

 そして、内枠を引いたロイヤルタッチ。切れ味という点では相当のものを持っている。休養明けだが敢えて狙ってみよう。2着ぐらいにはこれるかも。そして毎日王冠でバブルからコンマ2秒差のシンカイウン。勢いがあるだけに怖い。



馬連 ジェニュイン エアグルーヴ1000pts
シンカイウン500pts
ロイヤルタッチ
エアグルーヴ シンカイウン400pts
ロイヤルタッチ
シンカイウンロイヤルタッチ200pts

1着エアグルーヴ配当 290
2着バブルガムフェローコメント

10/19

京都 秋華賞 (G I) 芝2000m
4歳定量
 秋の4歳女王決定戦。2年前からはエリザベス女王杯がその役割だったが、古馬に解放されたため、昨年新設された。旧エリ女は2400mだったが2000mに距離が短縮された。距離短縮で以前ほどスタミナが必要ではなくなったが、それに加えてカーブがきつく直線が短い内周りとなった。そこで、かつては差し馬有利だったが、昨年もファビラスラフィンが勝ったように逃げ・先行馬が台頭してくるだろう。穴を狙うなら前にいける馬だ。

 シーキングザパールの回避で3強ムードが2頭の一騎打ちムードに。オールカマーで古牡馬相手に勝利を飾ったメジロドーベル。それから桜花賞の覇者で前哨戦ローズSも制したキョウエイマーチ。ドーベルの実力は文句ないだろうし残りのキョウエイマーチも先行力があり手強い。ただ、今回は前にいく馬が多く、好位につけるタイプではなく逃げ一辺倒であるキョウエイマーチは、ドーベルより下の評価に留めておく。

 しかし、荒れるので有名な旧エリ女の伝統は昨年も引き継がれたように、荒れるということが十分に考えられる。そこで穴として狙うのは冒頭で述べたように、先行馬。さすがに4歳牝馬チャンプ決定戦だけに荒れた年でもそれなりの成績(勝率)を収めている馬が連対しているので、連対率10割のメイプルシロップ、7戦5連対と安定しているエアリバティーといった両トライアル2着馬が狙い目となるだろう。

 更に、持ちタイムNo1のオレンジピールも牝馬の河内が騎乗で一発がありそうな予感がするので、一応押さえておく。

 今回は混戦が予想されるので手広く。




メジロドーベル エアリバティー900pts
メイプルシロップ800pts
オレンジピール200pts
キョウエイマーチ エアリバティー300pts
メイプルシロップ
オレンジピール200pts
エアリバティーメイプルシロップ100pts
エアリバティーオレンジピール
メイプルシロップオレンジピール

1着メジロドーベル配当 360
2着キョウエイマーチコメント

10/18

東京 神無月ステークス (オープン) ダ1400m
4歳上H
 当ページ久々の重賞以外のレースの予想。東京のメインレース神無月特別。

 このレースはハンデ戦だが、過去の傾向ではそれほど荒れておらず、頭数も少ない。デュークウェイン、ユーコーマイケル、スタープログラマーの3頭のうちのいずれかが勝つということはほぼ間違いない。これは断言できる。

 その中で特に注目できるのがスタープログラマーだ。NZTのころはかなり注目されていた馬だが、賞金が足りず抽選で除外。NHKマイルも出走できず。能力は測り知れぬものがある。今回は休養あけでそんなには人気にならない筈なので狙い時である。新馬戦を2番人気ながら楽々と勝ったように、仕上がりもよく鉄砲でもいけるはず。○外の割には早熟感がなく、狙えるだろう。そして何よりも、このレース過去5年で3頭出走した4歳馬のうち2頭が勝っているというデータが心強い。

 



 スタープログラマーの単勝 1000pts

1着メイショウタイカン配当:(単)1920 (枠)2020
2着ユーコーマイケルコメント

10/12

東京 府中牝馬S (G III) 芝1800m
4歳上別定
 昨年から距離が1800mに延長、また、別定規定も実績馬有利に変更になった。しかも、1600mだった時代から中距離以上でも通用する馬の活躍するレースであったので、この傾向はますます受け継がれると思う。

 そこで、極端な大荒れはないだろうから近走成績で馬を選ぶと、まず札幌記念2着のエリモシック。そして京王杯AHの覇者クロカミといった牡馬相手の重賞連対組があがる。また、マーメイドSでエアグルーヴに0.1秒差に詰め寄ったシングライクトークも同様に評価できる。

 朝日CCの2着エイシンサンサンも同様に評価できるかもしれないが、この馬は前走こそ大外から追い込むレースをしたが、もともと逃げ馬である。2回連続であれが決まるとは思えないので、おそらく今回は逃げるであろう。府中の1800mはスタート後がすぐカーブで、しかも直線が長く、逃げるには不利である。




(ボックス) エリモシック 各500pts x 3点
クロカミ
シングライクトーク

1着クロカミ配当 1100
2着グローリーシャルマンコメント

京都 京都新聞杯 (G II)  芝2200m
4歳定量
 このレースはトライアルながら、固く収まる傾向にある。過去10年で一番人気は8連対。まず信用していいだろう。

 おそらく一番人気はマチカネフクキタルだろう。神戸新聞杯を見事に差しきっており、ここでも勝機は充分だ。

 そして、また過去10年のデータをみるが、休養明けの馬が連対するのは一番人気の時のみである。一番人気に推される位の実力馬でない限り、休養あけでここで連対するのは難しいだろう。よって、メジロブライト以下休養馬はすべて切る。

 フクキタル以外では、古馬相手の重賞で善戦中のパルスビート、セントライト記念で人気は裏切ったものの3着と健闘し、変わり身も期待できるエアガッツが有力。6番人気以下の馬は連対した試しがないので、極端な穴狙いは避けよう。




(ボックス) マチカネフクキタル 各500pts x 3点
パルスビート
エアガッツ

1着マチカネフクキタル配当 800
2着パルスビートコメント
的中 : 500 x 8.0 = 4000 pts

10/5

東京 毎日王冠 (G II) 芝1800m
4歳上別定
一昨年はジェニュイン、昨年はバブルガムフェローという4歳馬が人気になり、人気を裏切ってきた。その2頭はともに次走の天皇賞・秋で活躍する有力馬にも拘わらずである。その過去のデータから4歳の実力馬スピードワールドも過信は禁物だ。

そして一昨年、昨年の1番人気馬が今年は雪辱戦とでもいうのだろうか、一騎討ちムードにある。ローレル、トップガンの引退で古馬の実力馬というとこの2頭プラスブリザードという岡部の乗り馬ばかりとなってきた。その岡部が選んだのはバブルガム(もしブリザードがいたらブリザードを選ぶだろうが)。また、藤沢厩舎は3頭登録があり勝負を賭けているとみてよい。そこでバブルガムフェローを本命に推す。対抗はやはりジェニュインということになるが。

過去2年大荒れだが、それは4歳馬が期待されすぎたため。おそらく馬連1番人気になるだろうが、バブル、ジェニュインの一点勝負で充分。



 

バブルガムフェロー ジェニュイン3000pts

1着バブルガムフェロー配当 1290
2着ツクバシンフォニーコメント

京都 京都大賞典 (G II) 芝2400m
4歳上別定

ここからスタート予定だったマヤノトップガンが突然の引退。メンバーが手薄となった。実力・実績からいってダンスパートナーがずば抜けているとしかいいようがない。過去のデータからも飛び抜けた実績馬が出走するならば絶対的な信頼がおける、とのことであり。ダンスパートナーはまず信用できる。

ダンスパートナーの単勝で勝負したいところだが、オッズが1.5倍を切る(ともすれば元返し)ことが予想されおいしくない。そこで連勝で勝負しようとすれば相手が肝心となってくる。

おそらく2番人気はゼネラリストかシルクジャスティスだが、どちらが2番人気となったとしても押し出されでそうなったというだけで、素直に信頼はできないだろう。ゼネラリストはメンバーが手薄となったので毎日王冠ではなくここに回るようだが、2400mは距離が長いだろう。2200m以上での実績がないし、血統的にも短距離のほうがむいている。シルクジャスティスも神戸新聞杯の惨敗を見ていると絶対的な信頼はおけない。

ダンスのパートナー(相手)を選ぶのが難しいが、先行馬の前残りを期待してトーヨーリファールにバーボンカントリーあたりが面白いだろう。と思って枠順を見るとその穴馬2頭が同じ枠(8枠)。ゼネラリスト、シルクジャスティスの人気組も同じ枠(7枠)にはいっておりそちらに人気が集中すると思うので、枠連で狙えば意外な高配当になる可能性があり、妙味がある。



  

3ダンスパートナー 8 トーヨーリファール2000pts
バーボンカントリー

1着シルクジャスティス配当 380
2着ダンスパートナーコメント


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