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2014年12月 7日(日) 4回中京2日目 15:30発走
11R 第15回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

 「第15回」と銘打ってはいるが、ジャパンカップダートだった昨年までとは名前も開催場所も変わり国際招待競走でもなくなった実質「第1回」のGIである。日本がパートI国入りしたので「JCダート廃止&チャンピオンズカップ新設」扱いだと少なくとも最初の2年間はグレードが付かなくなるための措置なんだろうけど。というわけで開催時期も一緒であり秋のダート中長距離路線の頂上決戦的位置付けも変わらないが、過去のデータは当てにせず実質的に新設レースだと思って予想した方が良いだろう。

 本命はコパノリッキー。どの馬も一長一短に見えるレースなので馬券上は人気馬を軽視した方がいいかも知れないと思ったのだが、この馬だけは一歩抜けていると思う。前走はJBCクラシックで後続に3馬身差の圧勝だし、今年はフェブラリーSを人気薄で勝ってからかしわ記念も制して秋はJBCクラシック制覇と勢いに乗っている。前売り1番人気だがこの馬は外せないどころか軸にした方がいいだろう。

 相手筆頭は出走馬中唯一の牝馬でJBCレディスクラシックの覇者サンビスタ。私の一口出資馬である。重賞では牝馬限定レースで活躍していて現役古牝馬で最も強い馬であるということは間違いない。牡馬相手だと夏にはロイヤルクレストに負ける程度の馬だったのだが、ブリーダーズゴールドカップ以降の勢いは侮れない。調教状態も非常に良く穴として狙うには面白い存在だ。夏よりもはるかにパワーアップしていると思って良い。当初予定していたクイーンカップではなく、ここに出てきたということは勝算があってのことだろう。そして、角居厩舎が秋のGI絶好調ということも大きい。ただし、鞍上が主戦騎手の岩田ではなく18年やってて重賞未勝利の松田だというのはマイナス要素だ。しかし、人気がなくて気軽に乗れるし、好調の角居師が選んだ騎手なのでここは一発やってくれるだろう。人気なら「消し」人気薄なら「買い」な馬だが、前売りオッズを見ても人気がないようなので相手筆頭とする。(ちなみに、岩田騎乗だったらサンビスタを本命にしたのだが…。)

 その他ではGIでも大崩れせず常に上位の着順を確保するワンダーアキュートと、JBCクラシック組は既にコパノリッキーとの勝負付けが済んだ感があるので別路線組で勢いのあるインカンテーションを押さえておこう。

 人気の一角ホッコータルマエはJBCクラシックで負け過ぎで昨年ほどの勢いがない割には人気になっており、また、ローマンレジェンドは中央GIになると急に不発り今回は間隔も空いているため消しとする。特にローマンレジェンドはここよりも東京大賞典を照準にしていると思われる。

結論
[馬連]
14-15 ・・・1200pts
11-14 ・・・1000pts
07-14 ・・・ 300pts
B馬名性齢騎手斤量
B1 1 $インペラティヴ セ4 *K.デザー57
1 2 $ベストウォーリア 牡4 戸崎圭太57
B2 3 クリソライト 牡4 *W.ビュイ57
2 4 ナムラビクター 牡5 小牧太 57
3 5 ワイドバッハ 牡5 *蛯名正義57
B3 6 グレープブランデー 牡6 北村宏司57
4 7サンビスタ 牝5 *松田大作55
4 8 ホッコータルマエ 牡5 幸英明 57
5 9 クリノスターオー 牡4 *R.ムーア57
510 ニホンピロアワーズ 牡7 酒井学 57
611ワンダーアキュート 牡8 武豊 57
612 ローマンレジェンド 牡6 岩田康誠57
713 カゼノコ 牡3 秋山真一56
714コパノリッキー 牡4 田辺裕信57
815 ×インカンテーション 牡4 大野拓弥57
816 ダノンカモン 牡8 *松山弘平57

レース後のコメント

我が本命コパノリッキーのスタートが良くなく、そのせいか1000m通過が62.3秒のスローペースとなり、先行馬同士の決着となった。

 勝ったのは実績馬のホッコータルマエ。JBCクラシックの結果を見て人気先行だと思い消したのだが、完全復活だった。道中2番手に付けて直線でバテたクリノスターオーを交わしてそのまま後続を寄せ付けず粘り勝ち。JBCクラシックの雪辱を果たした。前回は休養明けが響いたのだろうか、叩いた上積みのある今回は実績馬の貫禄を見せつけた。

 2着は伏兵ナムラビクター。勝ち切れない馬だが中央のダート重賞で安定した成績を見せている。今回は展開がハマったこともあるがGIでも2着に善戦した。

 3着も先行したローマンレジェンド。エルムS以来の出走だったが馬券圏内には入れた。向正面で上がっていったのはスローペースになったからという岩田騎手の判断だろう。

 サンビスタはそれらの馬に続く4着。牝馬の割には頑張っているが、ローマンレジェンドには先着して岩田騎手に「サンビスタを選べばよかったな」と思って欲しかった。今回は後ろからのレースだったが、結果的にスローペースとなってしまい、直線では良い脚で追い込んできたものの前の3頭には届かなかった。

 コパノリッキーはスタートで後手を踏んで後方からのレースとなり、直線でも伸びを欠いていた。今年の勢いが嘘のように12着に惨敗。この馬が前に行っていればペースもそこまで遅くならなかっただろうし、サンビスタも差しきれた可能性も高く、コパノリッキー以外の馬も結果が違ってきたであろう。

外れ



2014年12月 7日(日) 4回中京2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第15回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
48 ホッコータルマエ牡5幸英明 57 1.51.002-02-02-0236.4 25.9508 +2(栗)西浦勝一9400
24 ナムラビクター牡5小牧太 57 1.51.1 1/205-05-04-0436.3 820.7528 +6(栗)福島信晴3800
612 ローマンレジェンド牡6岩田康誠 57 1.51.2 3/405-05-02-0236.6 37.1510 0(栗)藤原英昭2400
47サンビスタ牝5松田大作 55 1.51.41 1/412-10-08-0736.31567.4478 +4(栗)角居勝彦1400
611ワンダーアキュート牡8武豊 57 1.51.5 3/414-13-13-1335.9 510.9522+13(栗)佐藤正雄940
35 ワイドバッハ牡5蛯名正義 57 1.51.5ハナ15-15-16-1635.41026.6486 +8(栗)庄野靖志 
713 カゼノコ牡3秋山真一 56 1.51.6 1/215-16-15-1535.81466.0458 +3(栗)野中賢二 
59 クリノスターオー牡4R.ムーア 57 1.51.7クビ01-01-01-0137.2 719.2532 0(栗)高橋義忠 
36 グレープブランデー牡6北村宏司 57 1.51.7ハナ03-03-04-0436.91347.3536+12(栗)安田隆行 
10815×インカンテーション牡4大野拓弥 57 1.51.8 3/412-13-11-1136.5 48.0486 -2(栗)羽月友彦 
1112 ベストウォーリア牡4戸崎圭太 57 1.52.01 1/205-07-08-0736.9 921.2506 -7(栗)石坂正 
12714コパノリッキー牡4田辺裕信 57 1.52.21 1/408-10-11-1036.9 13.0536 +1(栗)村山明 
13510 ニホンピロアワーズ牡7酒井学 57 1.52.41 1/403-03-07-0737.51233.3538 -2(栗)大橋勇樹 
1423 クリソライト牡4W.ビュイ 57 1.52.9308-07-04-0638.1 612.1498 +5(栗)音無秀孝 
1511 インペラティヴセ4K.デザー 57 1.53.11 1/408-10-13-1137.61126.9506 [外]パパプロ 
16816 ダノンカモン牡8松山弘平 57 1.53.31 1/208-07-08-1338.216185.6530 +4(栗)池江泰寿 

LAP 12.6-11.7-13.2-12.9-11.9-12.2-12.4-11.7-12.4
通過 37.5-50.4-62.3-74.5  上り 73.5-60.6-48.7-36.5  平均 1F:12.33 / 3F:37.00
単勝  8 \590
複勝  8 \190 / 4 \440 / 12 \270
枠連  2-4 \1,900 (7)
馬連  04-08 \5,470 (18)
ワイド 04-08 \1,470 (14)/ 08-12 \720 (6)/ 04-12 \2,400 (27)
馬単  08-04 \9,020 (32)
3連複 04-08-12 \11,730 (35/560)
3連単 08-04-12 \70,890 (209/3360)

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