ロードカナロアの引退で混戦状態となった短距離ＧＩである。となると穴狙いに走りたくなるが、中京コースが改装されてからは１〜３番人気ばかり連対しており、堅く収まる傾向となった。というわけで無理な穴狙いはせずに素直に買ったほうが良いだろう。

　本命はシルクロードＳの覇者ストレイトガール。昨年の夏の上がり馬だ。昨年の夏が始まった時点では500万条件の馬だったのだが、そこからは連を外すことがなく勝ち上がり、ついに重賞を制した。勢いという点で期待できる。今ならＧＩ制覇も射程圏内だ。

　対抗は昨年のこのレースで３着で秋のスプリンターズＳでは２着に好走したハクサンムーン。前走は休み明けで仕上がり途上だったせいか惨敗だったが、実績を考えるとこの馬がナンバーワンである。今回は西園厩舎が２頭出しであり、勝負がかりだろう。前走とは異なり100%の仕上がりで臨むはずであるので前走の惨敗には目をつぶって狙っていこう。

　もう１頭コース巧者のマジンプロスパーを狙う。高松宮記念は一昨年５着、昨年６着だが、それほど大きく負けたわけではない。ＣＢＣ賞を２年連続制覇しているコース巧者なので、ここで来ても全く不思議ではない。

　このレースは４歳馬はほとんど連に絡まない傾向にあるので、阪急杯を圧勝した人気の一角のコパノリチャードは消すこととする。