朝日杯フューチュリティステークスは阪神に移ってから中山時代ほど堅くはなくなった。今年も昨年までとレース自体の日程は変わらないのだが、ホープフルＳがＧＩに格上げされてそちらを目指す有力馬もいるので、若干傾向が変わるかもしれない。まあ、ホープフルＳはラジオNIKKEI賞２歳Ｓ時代から朝日杯よりもレベルの高い年もあったので、さほど変わらないかもしれないが。また、以前ほど堅くなくなったとは言っても一昨年（勝ち馬リオンディーズ）は２番人気と１番人気のワンツーだった。実力のある馬がいれば堅く決まることもあるのだろう。

　というわけで手堅く重賞勝ち馬２頭を狙っていこう。ともに厩舎２頭出しであり、勝負がかりと思われる。

　馬連で勝負の予定なので印の順番はさほど重要ではないが、本命は京王杯２歳Ｓを圧勝したタワーオブロンドンとする。東京の重賞を勝った馬だが、阪神のオープンききょうＳも圧勝しており、コースも問題ないだろう。ミスプロ系種牡馬の産駒であり、体型も短距離向きに見えるので短距離タイプの馬だろう。ただし、母母父サドラーズウェルズなので、距離が伸びても極端な長距離でなければ問題ない可能性もある。1400mまでしか経験がないが、マイルぐらいなら充分こなせるだろう。

　対抗はサウジアラビアロイヤルカップの覇者で２戦無敗のダノンプレミアム。こちらも阪神の新馬戦を圧勝しているので阪神コースは問題ない。タワーオブロンドンとは対称的に、阪神で勝った距離は1800mだ。前走はマイルの重賞を勝っているのだから、距離もこなせる。ホープフルＳに出てきても楽しみな馬だがここを使ってきた。

　上記２頭の馬連一点で勝負しよう。今年は中山時代並みに堅いレースになりそうである。