ここ５戦連続重賞で馬券になっているグランシルクを本命とする。馬の実績もさることながら、田辺騎手はこのコースと非常に相性が良い。成績だけではなく、回収率も単複ともにプラスであり馬券的にも狙い目である。特にこの京成杯ＡＨとは相性が良く、過去５年で２勝２着１回の成績を残している。この馬は３歳時のニュージーランドトロフィーで追い込んで２着に来た時からいつかは重賞を勝つ馬だと注目しているが、善戦するもののいまだに勝てていない。ここで決めて欲しいものだ。有力馬の１頭ダノンプラチナが取消になったこともあり前売１番人気に支持されているが、これは外せないだろう。

　問題は相手をどうするかということだ。まずは消去法で関屋記念好走馬は（新潟代替開催の年を除くと）ここでは来ないことと、ハンデ57.5kg以上は苦戦することでマルターズアポジーは消せる。開幕週であるが、非開催時期の長い中山の芝は丹念に馬場を整備できることもあってか、ここ２年ほどエアレーション効果で逃げ残りが決まりにくくなっている。前日の紫苑Ｓも差した馬が軒並み上位を占めており、今年もエアレーションが効いていると思われる。

　また、前走ＮＨＫマイルカップの馬も苦戦するので、ボンセルヴィーソは消し。この馬の場合マルターズアポジーとのハナ争いでやり合って共倒れの可能性もある。というわけでグランシルク以外の人気馬２頭を消せたので、相手は他の馬を狙っていこう。

　相手はブラックスピネル、マイネルアウラートを中心にウインフルブルーム、トーセンデューク、ミッキージョイといったところを押さえておこう。