今年は７頭立てと少頭数となった東スポ杯である。昨年10頭だった時も「少ないな」と感じたのだが、今年はさらに少ない７頭である。少頭数なので展開の紛れがなく力通りに決まる堅いレースになる可能性が高い。キャリアの浅い馬たちの中ですでにオープンの野路菊Ｓを快勝しているワグネリアンが人気を集めているが、あえて別の馬を頭にしたい。

　本命はあの2015年年度代表馬モーリスの全弟ルーカスとする。父も母もモーリスと同じなだけではなく、厩舎もモーリスと同じ堀厩舎だ。血統的に非常に魅力であり、それが偉大な兄と同じ厩舎となれば買うしかない。キャリア１戦とキャリアではワグネリアンより浅いものの、大物感の漂うルーカスを本命にしよう。ちなみにシルク所属のこの馬は私は出資していないのだが、その全妹メジロフランシスの16には出資しているので、この兄が活躍すると楽しみが増す。ちなみに妹はルーカスの半分程度の値段だった（笑）。

　一口馬主の話題を出したついでに書いておくと、この東京スポーツ杯２歳ステークスは私の出資馬が最初に重賞で馬券になったレースなので思い入れのあるレースである。2012年のこのレースで出資馬インプロヴァイズが３着となった。ルーカスと同じ堀厩舎でムーア騎手が騎乗していた。今でこそサンビスタがＧＩ級のレースを２勝してクイーンマンボも重賞を２勝と重賞で活躍する出資馬も出ているが、当時の私としてはＧIII３着でも非常に嬉しかったことを覚えている。ルーカスは高い馬であり、そのインプロヴァイズ以上に期待されている馬である。私の出資馬ではないがここはきっちり勝利を挙げてほしいものだ。

　さて、その他の狙い馬のことも書こう。やはり、実績から考えてワグネリアンは外せない。前売り単勝１倍台の人気馬だが、頭ではなく紐ならそれなりの配当にはなるだろう。この少頭数だと連を外すことは考えにくいので、紐で狙うことにする。

　その２頭の馬単一点勝負だと思ったが、その他の馬を見ると新馬戦５着で２走目の牝馬限定未勝利戦をどうにか勝っただけのケワロスは３着にも来そうにないので、三連単でその馬以外のすべての馬に流すことにしよう（それでも４点なので点数は多くならないし）。