このコースではシニスターミニスター産駒が過去３年で勝率21.4%と高く、また、単勝回収率が251%と馬券的にも妙味がある。２頭いるシニスターミニスター産駒に期待しよう。

　本命はシニスターミニスター産駒のインカンテーション。数々の重賞を勝ってきているが、８歳の今年もＧＩで２戦連続２着と衰えは見せていない。問題は距離であり1400m以下の出走経験がないのだが、マイルＧＩで２戦連続３着であるし、冒頭で述べたようにシニスターミニスター産駒はこのコースが非常に得意である。心配無用だろう。

　対抗はもう１頭のシニスターミニスター産駒キングズガード。昨年の勝ち馬である。ちなみに昨年はこの馬を本命にして獲られてもらった。昨年は「デビュー戦と２戦前のＧＩフェブラリーＳを除くとすべて４着以内という成績が安定している馬である。」ということで本命にしたのだが、これにはやや陰りが出てきた。それでもここ１年で５着以下の３戦のうち２戦はＧＩであり、残りの１つの重馬場で行われた根岸Ｓは６着と大きくは負けていない。昨年の勝ち馬でコース適性もあるので対抗としよう。

　このレースは１番人気馬が安定しているということで、割れてはいるものの前売り１番人気のドリームキラリも押さえておこう。今回は重賞では抑えておかなくてはいけない騎手であるデムーロが乗るのも魅力である（だからこそ上位拮抗の中で１番人気なのだろうが）。

　もう１頭穴狙いでエイシンヴァラーも押さえておこう。地方馬ながら黒船賞を制した高知の馬だ。ダート短距離が得意なサウスヴィグラス産駒はこのコースでも回収率が良く、穴を開けるとしたらこの馬である。なお、印は×にしたがこの馬が来たほうが配当が高い買い目となったので、ひそかに期待している。

　上記４頭のボックスで勝負しよう。