ＪＲＡ所属の女性騎手としては初めてＪＲＡのＧＩに乗る藤田菜七子騎手がコパノキッキングに騎乗するということが注目を集めている。話題性があり、人気にもなっているが、やはり過剰人気だろう。４連勝で前哨戦の根岸Ｓを勝っているが、その時騎乗したマーフィー騎手のコメントによると「もしかしたら１２００メートルがベストかもしれません。更に１ハロン延ばすとしたら微妙ですね。」とのことである。前走の勝利はマーフィー騎手の好騎乗も大きかったので、距離が伸びて騎手も変わるとそれほど期待できない。菜七子はＪＲＡに所属した騎手の中で最も上手いと思うが、マーフィーと比べると全然格下である。過剰人気になるだろうから、注目はするが馬券では消しとする。

　本命は同じく連勝街道を歩んでいるインティとする。後続に大きな差を付けての勝利を重ねて条件戦を勝ち上がってきて、前走重賞初挑戦で東海Ｓを制した。東海ＳはフェブラリーＳとの相関性の強いレースであり、ここでも期待できそうだ。厩舎も２頭出しで勝負を賭けていることだろう。唯一の不安材料は1600m以下のレースへの出走経験がないことだが、1200mとかならともかくマイルには対応できるだろう。６連勝中の勢いを買って本命にしよう。

　相手本線は昨年のこのレースの覇者で４歳時には２着のノンコノユメとしよう。東京ダート1600mで５勝を挙げているコース巧者である。今年はこの馬を含め過去３年の勝ち馬が出走している豪華メンバーだが、その中でこの馬が最も期待できそうだ。

　一昨年の覇者ゴールドドリームも昨年も２着とこのレースは相性が良い。相変わらずの安定ぶりでダートＧＩ６戦連続連対中である。今年も押さえておこう。

　もう１頭、東京大賞典を勝って勢いに乗る４歳馬オメガパフュームもデムーロ騎手（過去２走の騎乗騎手ではなく兄の方）が騎乗ということもあり、押さえておこう。