外国馬の出走がゼロな上に日本馬も中心となる馬がおらず人気が割れているメンバーである。

　混戦模様だが本命はデットーリ騎手が騎乗するルックトゥワイスとする。デットーリといえばジャパンカップダートをイーグルカフェで勝った翌日にジャパンカップをアルカセットで勝ったのが印象深い。もう17年前の事になる。そのデットーリが8年ぶりに日本で騎乗する。ＪＣに限れば13年ぶりである。ＪＣを３勝している名手が久しぶりのＪＣ騎乗である。彼が外国馬でもシェイク・モハメド殿下の馬でもない馬で日本のＧＩに騎乗するのは珍しい。逆に考えると滅多に日本に来ない騎手がモハメド殿下所有ではない日本馬に乗るために日本にやってきたのだから、それだけ期待されている馬だということになる。このレースには外国人騎手が多いが、その中でもデットーリは別格だ。世界中の騎手の中でも実力がずば抜けている。馬自身も目黒記念をレコード勝ちしている馬なので実力がある馬である。デットーリの腕に期待してこの馬を軸としよう。

　相手は手広く行く。友道厩舎が何と５頭出しをしてきたので人気の無い方の３頭に重い印を打ったが、その他の馬も期待できそうだ。先日アドマイヤの冠名でおなじみの近藤利一氏が亡くなったが、彼の弟子（？）で勝負服も似ているハマの大魔神こと佐々木主浩氏の所有馬シュヴァルグラン（一昨年の勝ち馬）が追悼の意味で好走してくれることに期待して対抗とした。その他の馬も近走大不振のウインテンダネスと重賞実績がないダイワキャグニー以外はチャンスがありそうなので流しておこう。