混戦模様のハンデ戦であるが、本命は阪神ダート2000mの実績が[3,1,0,0]のコース巧者ジョーダンキングとする。準オープンを勝ち上がるまでダートでは連を外したことがなかった馬だが、重賞では今一つだった。しかし、今回は抜群の実績を誇るコースなので見直してみよう。父であるキングカメハメハの産駒自体がこのコースで好成績を残しており、回収率も高い。過去３年のこのコースの単勝回収率234%と黙って買っていればお金が倍以上になる計算だ。この馬自身準オープンの甲南Ｓで５馬身差の圧勝をしたコースであり期待できる。

　相手本線は３歳馬のマッスルビーチ。２勝クラスを勝ったばかりの馬だが、それ故にハンデが50kgと軽いのが魅力である。シリウスＳは古馬ダート重賞にしては珍しく高齢馬が不振で３歳馬の活躍が目立つレースなので、２連勝中と勢いがあるこの馬に期待しよう。

　もう１頭モズアトラクションを押さえておく。57.5kgとトップハンデであることがネックだが、平安Ｓ２着でエルムＳ勝ちの実績はこのメンバーの中では格上である。

　人気のタイムフライヤーはダートでは実績がなく初ダートの前走エルムＳは６着に敗れたが、今回もまた人気になっている。たった一度の敗戦でダートは不向きという判断はできないが、芝でも近走不振でダート実績がない割には人気し過ぎなので消すこととする。