荒れるのが当たり前の牝馬のハンデＧIII・マーメイドＳである。昨年など格上挑戦で斤量51kgの人気薄馬同士でのワンツーだった。本当に強い牝馬は安田記念や宝塚記念に向かうので実績馬が斤量のせいで不発なことも多く、軽ハンデを活かした格上挑戦馬の活躍も多い。とにかく実績通りには決まらず、荒れるレースである。ここは思い切って穴狙いと行こう。

　本命は斤量50kgのサマーセントとする。格上挑戦であるが、それゆえにハンデが軽い。鞍上の酒井騎手はハンデ戦でよく穴を開ける騎手である。軽い斤量でも乗れる騎手の中では、かなり巧い騎手だ。ハンデ戦ではベタ買いしていてもプラスになる馬券的にありがたい騎手でもある。先々週のダービー当日の京都で行われた安土城Ｓでも人気薄のグランドロワを２着に持ってきて、酒井から流した私は392倍の馬連を獲らせてもらった（その時は54kgと特別軽いハンデではなかったが）。とにかく、ハンデ戦で迷ったら酒井から行けばいい。馬自身も阪神芝2000mで勝った実績があり、コース適性には問題ない。なお、その時は減量騎手起用で49kgの斤量での勝利だった。斤量の影響を受けやすいタイプの馬の可能性が高く、50kgで臨む今回も期待できそうだ。２頭出しの斉藤崇史厩舎で人気薄の方のサマーセントに期待しよう。

　その他の馬もハンデを考えるとすべての馬にチャンスがあるため、総流しと行こう。