やはり三強のワンツースリーとなった。勝ったのはエフフォーリア。他の２頭に１馬身差を付けての完勝だった。

　横山和生騎乗のトーセンスーリヤが好スタートを決め、横山典弘騎乗のカイザーミノルが上がっていってハナを切った。道中この２頭に間にいたのがグランアレグリアだった。決してハイペースでは無かったが、横山親子のこの２頭が前に行かなかったらスローペースとなり、グランアレグリアにとっては楽なレースになっただろう。トーセンスーリヤは直線前半で玉砕覚悟で内から上がって行き先頭を奪う。これでグランアレグリアの仕掛けが早くなったかもしれない。

　父と兄のアシストもあってか、横山武史騎乗のエフフォーリアがグランアレグリアを交わして先頭に躍り出て、見事な勝利を物にした。デビュー以来６連続連対である。ダービーは僅差の２着だったが、もしダービーを勝っていたら無敗の三冠がかかっていたので、菊花賞に向かわざるを得なかっただろう。しかし、ダービーを勝てなかったので適距離の秋天に挑戦し、古馬を一蹴した。怪我の功名だったかもしれない。なお、横山武史騎手は祖父の横山富雄から親子三代で天皇賞（秋）制覇である。

　２着は昨年の三冠馬コントレイル。最後は必死で追うもなかなか差が詰まらなかった。しかし、ゴール手前でグランアレグリアを捉えて２着は確保。私の予想も一点で的中である（実馬券も予想に書いた通り馬連一点で買っていたが枠連のほうが配当が良かった）。

　３着グランアレグリアは展開が向かなかったこともあるが、騎手のコメントにもあるように距離が少し長かったのだろう。それでも力は出せている。

的中 3000pts x 3.9 = 11700pts!