この日は神戸新聞杯もこのオールカマーも本命１番人気、対抗２番人気としたのだが、オールカマーの結果も10分ほど前に行われた神戸新聞杯と同じく、２番人気馬が勝ち、１番人気馬は４着だった。不良馬場となった神戸新聞杯とは異なり、このレースは良馬場で行われたが、それでも鉄板と思われた１番人気馬は４着だった。

　ロザムールが逃げ、レイパパレはその後ろで番手に付ける展開だった。レイパパレの勝ちパターンかと思われたが、３コーナー手前で後方にいたグローリーヴェイズが捲くるように上がってきて、レイパパレに競りかけてきた。これでペースが狂ったのだろうか、レイパパレはゴール前で粘りきれず４着に敗退した。

　その時３番手（グローリーヴェイズが上がってきてからは４番手）で虎視眈々とレースを進めていたウインマリリンが、最後の直線でレイパパレとグローリーヴェイズの間を割って抜け出し、勝利を手にした。道中でグローリーヴェイズが上がってきても慌てず、ペースを乱さなかったことが最後の末脚に繋がった。

　２着にはウインキートスが差してきて、ウインの馬２頭のワンツーとなった。ウインキートスは目黒記念を勝った実力馬である。

　３着にはグローリーヴェイズが入り、ウインマリリンは前述の通り４着。グローリーヴェイズのデムーロ騎手はレイパパレを負かしに行って、そのレイパパレには先着できたものの、その前にさらに２頭の馬がいた。

　レイパパレは勝つ（最悪でも２着）だろうから、ウインマリリンが伸びてきた時に獲ったと思ったのだが、レイパパレはよく粘っていたもののゴール寸前で力尽き４着に敗退。

外れ