このレースと同じ阪神芝1600mで行われたデイリー杯２歳Ｓの勝ち馬セリフォスを本命とする。朝日杯ＦＳはサウジアラビアロイヤルカップ上位馬がよく来るレースだが、今年はサウジアラビアＲＣ組の出走自体がない。となればこのレースと同じコースのＧIIデイリー杯組の出番である。セリフォスは夏に新潟２歳Ｓを勝った後、デイリー杯も制しており、デビュー以来負け無しの３連勝中である。昨年は荒れたものの１番人気馬が堅実に来るレースであることからも、前売り１番人気のこの馬は軸としての信頼度は抜群だろう。C.デムーロ騎手への乗り替わりにも期待できる。

　相手本線は本命馬の騎手の兄M.デムーロ騎手が騎乗するプルパレイ。この馬もデイリー杯組だが、そのデイリー杯は４着だった。しかし、イスラボニータ産駒はこのコースで[2,2,1,5]と出走数は少なめなものの連対率４割の好成績を残している。この馬もコース適性はあるはずなので、前走の敗戦だけで見限らずに狙ってみよう。

　その他の馬では京王杯２歳Ｓで先週の阪神ジュベナイルフィリーズ２着だったラブリイユアアイズに先着して２着だったトウシンマカオと、このコースに強いロードカナロア産駒で自身もこのコースで勝ち星を挙げているダノンスコーピオンを押さえておこう。

　人気の一角ジオグリフはドレフォン産駒はこのコースでは全く走らない（９戦して連対ゼロ）ことと、ルメール騎手は朝日杯ＦＳでは人気でも来ないという過去のデータから消しとする。