ＣＢＣとは中京圏を放送エリアとする放送局であるが、今年はその電波の届く範囲から遠く離れた小倉競馬場での開催である。このレースが例年行われている中京競馬場は改装後、コース形態的にはローカルっぽくなくなったのだが、小倉競馬場は平坦小回りで直線が短いいかにもなローカル競馬場のままである。つまり、今年はローカルハンデＧIIIだと思って（というか実際そうだが）予想するのが正しい予想の仕方である。まあ、中京で行われていも、もともと荒れ気味なレースではあるのだが。

　「ハンデ戦で迷ったら酒井を買え」という（私の間だけで通用する）格言通り、酒井騎手が51kgの斤量で騎乗するクーファウェヌスを本命としよう。昨年の中京記念ではその格言通り馬券を買ったら８万馬券を的中した。昨年のこのレースでは本命にした軽ハンデの酒井騎乗の馬は惨敗だったが、昨年は阪神開催で今年とはコースが大きく異なるので気にしないこととしよう。格上挑戦だが、ハンデの軽い格上挑戦の馬の中では前走の３勝クラスで勝ち馬とタイム差0.2秒の３着というのは明らかに能力が最上位である。斤量の軽さと酒井騎手の腕に期待して本命としよう。

　対抗は小倉芝1200mへの適性を考えて３歳馬ピクシーナイトとする。鞍上の福永騎手はこのコースでの過去３年の勝率が32.3%、連対率が61.3%と抜群の成績であり、回収率も単複ともに100%を超えている。また、モーリス産駒もこのコースを得意としており、回収率は単複100%を超えている。この馬は1200mが初経験であるが、騎手や種牡馬とコースの相性を考えると、ここでも通用するだろう。

　コース適性というかコース回収率という面では、ジャスタウェイ産駒のコース単勝回収率が200%を超えており、狙い目である。というわけでジャスタウェイ産駒のアウィルアウェイを単穴としよう。この馬自身、今回と同じ55.5kgのハンデで同コースで行われた北九州記念で３着という実績があるので、期待できそうだ。

　買い目は、本命馬クーファウェヌスを軸にした馬連総流しで勝負するが、縦目としてピクシーナイトとアウィルアウェイの馬連も押さえておこう。