本命は一昨年のこのレースで繰り上がり３着だったダイアトニックとする。４位入線といっても１位入線馬とはタイム差なしであり、そもそも降着の対象となった不利を受けたのがこの馬だ。不利がなかったら勝っていただろう。今年は７歳という年齢もあってか、一昨年実質勝った様な馬なのに人気がない。しかし、今年は前哨戦の阪急杯を勝っての臨戦である。京都金杯→阪急杯というローテーションは一昨年と同じだが、京都金杯も今年は着順こそ下げたが勝ち馬との差は一昨年よりも縮まっている。今年の方が良い臨戦過程と言えるだろう。高齢だが衰えは見せていないこの馬を本命としよう。

　対抗はメイケイエール。シラユキヒメに連なる白毛一族だが、同期のソダシとは違い白毛ではない。毛の色は違うが競走能力はきっちり遺伝しているようで、重賞３勝を上げている。今回はステップレースのシルクロードを勝ってＧＩに臨む。勢いに期待しよう。

　前売り１番人気のレシステンシアは２歳時に阪神ジュベナイルフィリーズを勝っているが、３歳以降のＧＩは桜花賞、ＮＨＫマイルカップ、高松宮記念、スプリンターズＳ、香港スプリントと日本でも香港でも２着続きである。陣営は「今度こそ」という思いだと思うが、やはり２着付けで狙ってみよう。というのは、種牡馬別の中京芝1200mの成績を調べていたらダイワメジャーは[2,10,3,39]と勝ちきれないが２着はやたらと多いのである。馬自体が２着が多い上に、このデータを見ると、やはりここでも２着の可能性が高いと言える。ＧＩでは勝ちきれないものの、安定している馬なので２着付けで狙ってみよう。