本命は阪神ジュベナイルフィリーズを勝った２歳女王サークルオブライフとする。桜花賞はその阪神ＪＦと同じ阪神芝1600mで行われることもあり、阪神ＪＦ上位馬は桜花賞でも好走する傾向にある。前走のチューリップ賞は３着に敗れたが、すでに賞金が足りていたので無理をしなかったからである。チューリップ賞で賞金を積んで出走を確実にしたいナミュールやピンハイと違い、先を見据えた仕上げで臨み、レースでも無理はさせなかったと思われる。前走からの上積みを加味すると、この馬が最も期待できそうだ。また、エピファネイア産駒はこのコースが得意であり、単勝回収率も300%を超える。血統的にもこの馬に注目だ。

　相手筆頭はもう１頭のエピファネイア産駒フォラブリューテ。前述通りエピファネイア産駒はこのコースが得意で回収率もかなり高い。リステッドレースである紅梅Ｓを勝っているのだから実績も及第点だ。この桜花賞にも出走するサークルオブライフやベルクレスタのワンツーで決まったアルテミスＳは５着に敗れたものの、１番人気に支持されていた馬である。もともと注目度の高い馬だったのだ。今回はルメール騎手が騎乗でも前売り13番人気ぐらいの低評価だが、本来もっと評価されてもいい馬だと思う。人気の盲点になっているこの馬を狙おう。

　その他の馬ではこのレースと同じコースのトライアルであるチューリップ賞を勝ったナミュールと、近年桜花賞での活躍が目立つ阪神ＪＦ直行馬ラブリイユアアイズを押さえておこう。特にラブリイユアアイズは京王杯２歳Ｓ３着であり、牡馬相手の重賞で好走歴がある馬も桜花賞で活躍する傾向にあるので注目だ。