本命は２頭出し安田隆行厩舎の一角カレンモエとする。安田隆厩舎はこのレースで過去10年[2,1,0,1]と好成績を残している厩舎であり、今年は２頭出しで勝負を賭けてきている。「厩舎２頭出しは人気薄を狙え」という格言があるが、今回の人気薄ミッキーワイルドはここ３年ダートばかり使ってきており、芝でもダートでも1200mでは実績を出せていないので、芝1200mのスピードについていけないだろう。今回に限って言えばその格言は成り立たない。ロードカナロア産駒は中京芝1200mでの成績が良く、回収率は単複ともに100%を超えていて、単勝回収率は200%を超えている。ミッキーワイルドもロードカナロア産駒であるが前述の理由により狙えない。安田隆厩舎のロードカナロア産駒２騎のうち、人気がある方のカレンモエで勝負しよう。

　相手筆頭はコース実績のあるナランフレグとしよう。中京芝1200mでは[1,2,0,1]と好成績を残している。父ゴールドアリュール、母父ブライアンズタイプとダートっぽい血統なのだが、この馬の場合芝でもよく走る。一昨年京都施行時の３着馬であり、後ろから行く馬なので直線の短い京都よりも今回の中京の方が向いているだろう。

　その他の馬では軽ハンデの酒井はよく穴を開けるのでサヴォワールエメ（53kgだが牝馬なのでセックスアローワンスを考えると軽くはないが）を中心に、スプリンターズＳ４着のメイケイエール、このレースと同コースのＧIIセントウルＳで最先着（４着）のジャンダルムを押さえておこう。