1着セイウンスカイ
2着メジロブライト
3着シルクジャスティス

 東(毎日王冠)のサイレンススズカはファンの期待ほどには逃げなかったが、こっちは4歳馬セイウンスカイが逃げまくる。道中20馬身。東と西で逆のレースを見ているんじゃないの、と思えるぐらいの逃げ足である。そして3角あたりで脚色が悪くなる。後続に詰め寄られる。しかし、これからずるずるいくかと思ったら、なんと4角からまた伸びてきたのだ。そして後続を突き放す。最後はメジロブライトに差されそうになったが結局トップでゴールを通過した。

 ダビスタ96の騎手のコメントでロバーツのコメントが「バテた馬でも追えば再び伸びてくる」というのがあったが、今回のセイウンスカイはまさに、それを地でいっていた。こんな強い勝ち方ができてなんでダービーで負けるの?と思ったが。バテたふりして2の脚を使うという芸当はおみごとだ。

 その他の馬だが、メジロブライト、シルクジャスティス、ローゼンカバリーと後ろからしかいけない馬しかいなかった。だからセイウンスカイはああいう思い切った戦法をとったのかもしれないが。メジロブライトは惜しいところまでいったのだが、結局2着。シルクジャスティスはそれほど惜しくはなかったが3着。