1着マイネルラヴ
2着シーキングザパール
3着タイキシャトル
4着ワシントンカラー
5着セレクトグリーン

 エイシンバーリンとシンコウフォレストがレースを引っ張る。しかし4コーナーではやはりタイキシャトルが抜け出す。

 しかし・・・・、タイキシャトルに併せるようにして付いてきた馬がもう一頭いた。マイネルラヴだ。2頭の激しい叩き合い。そしてその叩き合いを制したのはマイネルラヴだ。道中最高方からいったシーキングザパールの突っ込んできてタイキシャトルはまさかの3着。

 マイネルラヴは大金星だ。フランスG1を制した2頭の馬をまとめて負かした。吉田豊というと穴騎手というイメージが消えてきたかと思ったが忘れたころにG1制覇。メジロドーベル以外の馬で初のG1制覇である。シーキングザゴールド産駒はスプリント戦が強いのか。エルコンドルパサーがJCを勝ったし、セイウンスカイが京都大賞典を勝ったりと今年の4歳はレベルが高いようだ。

 2着のシーキングザパールだが、鞍上の武豊にしてみれば完璧なレースだっただろう。末脚を生かすために最後方からタイキシャトルを負かしにいく。そして直線でもの凄い末脚で突っ込んでくる。そしてタイキシャトルを負かした。武豊にしてみれば、そこまでは計算通りだっただろう。計算外だったのはタイキシャトルの前にもう一頭馬がいたことである。

 タイキシャトルはまさかの3着。最終レース終了後に引退式という前代未聞のことをやるんだからよっぽど自信があるのだと思ったのだが。生涯2度目の敗戦である。スプリントよりはマイルにより適性がある馬なので安田記念やマイルCSほどには堅くないとは思っていたのだが。まあ、惨敗したわけでもないし、ここで負けたからといって今までの実績には何の傷も付かない。有終の美とまではいかなかったが、種牡馬として頑張って欲しい。